オアシスの再結成ツアーが無事スタートし、現在は故郷マンチェスターでのライブも大きな話題となっている。そんな中、かつてのブリットポップ・ライバルであるブラーのデーモン・アルバーンが、『The Sun』のインタビューでオアシスについて語っている。
https://www.thesun.co.uk/tvandshowbiz/35794787/damon-albarn-africa-express-blur/?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=sharebarweb
「僕ら(ブラー)は、ウェンブリーで2日公演したけど、それも彼らの7回公演の前には霞んでしまう」
と語り、続けてこう断言した。
「でも、これで明かだろう? だから、正式に言えるよ。オアシスが勝ったんだーーバトルも、戦争も、キャンペーンも、全部。
彼らの勝ちだよ。優勝。この圧倒的な証拠を前にして、僕は喜んで負けを認めるよ。
これは彼らの夏だ。神の祝福を。みんな素晴らしい時間を過ごしてほしい。でも、僕はまったく違う場所にいるつもりだけどね」
デーモン自身は、オアシスの再結成ライブを観に行く予定はないという。さらに、オアシスはブラーと違って、ウェンブリーでの再結成ライブの前に、新作を発売していないが、パルプは発表すると指摘されて、
「パルプにも神の祝福を。みんなに神の祝福を!」と笑いながら答えたそう。
また、90年代について聞かれると、2025年という不確かな時代を背景に、当時を振り返ってこう語った。
「大げさじゃなくて、今よりもっと純粋で、喜びに満ちた時代だったって感じるよ。ただ、ノスタルジーに浸るのも悪くないけど、できるだけ距離を取るようにしてる。時々どうしても引き込まれてしまうこともあるけどね」
また、ブラーのライブではかなり感情的になったことを明かし、オアシスにとっても、あれほど多くの公演をこなすのは想像以上に大変だろうとも語っている。
「僕には、あれだけの数のライブは無理だな。同じ感情を何度も繰り返すことだから」
なお、このインタビューは、デーモンの今のプロジェクト、Africa Expressとゴリラズの近況について尋ねられたもの。パリでオペラを終えたところで、ゴリラズの新作も今年発売予定で、多忙だそう。Africa Expressの新作『Bahidora』は、7月11日に発売されたばかり。
https://theatredulido.com/en/upcoming-events/the-magic-flute-second-chapter/