UVERworldにインタビューしました

UVERworldにインタビューしました
ライブの観客動員数や、CDのランキング、はたまたサブスクでの再生回数やYouTubeでの視聴回数などなど、音楽の世界も学校や会社と同じく「結果」や「成績」に縛られてみんな必死である。

しかしそんな中、必ず毎日10キロ走るとか、アリーナライブの前夜はその会場に泊まってイメトレするとか、年末は10日間でアリーナ公演を8回やってそのうち2回は武道館・横浜アリーナの昼夜公演でしかも女限定・男限定とか──「結果」や「成績」とはなんの関係もなく「何をやるか」を極めることしか考えずに全力で活動する唯一無二のバンドが居る。
UVERworldだ。
リリースにおいても彼らは極めている。特に最近においては。
まず去年リリースされた“ODD FUTURE”でのEDMとバンドサウンドの融合、その後リリースされた”EDENへ“”GOOD and Evil”でのフューチャーベース/トラップとバンドサウンドの融合は、日本のロックバンドではまだ誰もやってない試みで、しかもTAKUYA∞らが自分達自身で米国に渡ってプロダクションを学んで実践するという体当たり方式だ。
結果として、画期的なまでに新たなウーバー・サウンドを確立した。

今回のニューシングル『Touch off』はアコースティックギターのカッテイングをメインに、エレクトロはその上に重ねてったような印象の、最近の曲の中ではもはやオーソドックスに感じるぐらいの曲。
原曲は去年の初頭にすでにあったというのも納得。
カップリングの”ConneQt”も甘いメロディーをてらいなく流し込んだラブソングで、メッセージはあるけれど、構えずに浸れる曲。
つまりは先端へ突っ走るモードとはちょっと違って、バンド感・王道感に立ち戻ったような印象。
なぜそうなったのか? そうしたくなったから。
もはや唯我独尊、予測不能なTAKUYA∞、そしてビシッと横から支える克哉に今のUVERworldを訊いた。

2月28日発売のロッキング・オン・ジャパンに掲載。(山崎洋一郎)
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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