8月30日に発売される『ROCKIN'ON JAPAN』10月号に、米津玄師が登場。

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』の主題歌“馬と鹿”、映画『海獣の子供』の主題歌“海の幽霊”、そしてカップリングの新曲“でしょましょ”の3曲が収録されたシングル『馬と鹿』が、9月11日にフィジカル・リリースされる。このタイミングで、JAPANでは米津玄師にロングインタビューを敢行。今回も、米津玄師のアーティストとしての思想と哲学に触れることができる、そういうインタビューになった。
以下、インタビューから発言の一部をお届けする。

インタビュー＝山崎洋一郎

“海の幽霊”という曲を、10年くらい前から好きなマンガの（映画化作品の）主題歌として作ったことが、ほんとに自分の中でめちゃくちゃ大きな出来事で。簡単に言うと、それを作り終えて1回、燃え尽き症候群というか、そういう感じになっちゃって。で、そこからもう1歩、音楽家として歩みを進めていくことに、すごく力が要ったというか

自分に足りないもの、音楽家として足りないもの、人間として足りないものはどこにあるんだろうというのを、自分自身で精査して、一個一個補充していく。「これが足りないんだったら、これを自分に採り入れたらいいんじゃない？」ということを、ずっと繰り返してやってきていて

複雑怪奇なものが好きってわけではないんですけど、ある種の複雑怪奇なものをいかにポップに響かせるかっていうのは、自分の中でも、自分の音楽家としての生き方の中でも、結構大きな欲求だった

狂った何かというか、異常な雰囲気というか、そういうものが、そこかしこでこちらの様子を窺っているような感じがするんですよね。そういう中で、どうやって生きていくべきなのか──その異常な空気感にどう抗って、異常な世界でともに生きていくのか、それはすごく大事なことなんじゃないかなって

この続きは2019年8月30日（火）発売の『ROCKIN’ON JAPAN』10月号で！

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