ザ・ビートルズの「ギターソロが最も素晴らしい5曲」を紹介

ザ・ビートルズの「ギターソロが最も素晴らしい5曲」を紹介

ザ・ビートルズの曲には、メタルバンドのような長々としたギターソロがたくさんある訳ではないが、「FAR OUT」が「ザ・ビートルズのギターソロが最も素晴らしい10曲」を選出しているので、そのうち5曲を紹介する。

“Sweet Little Sixteen”(1962年)


「FAR OUT」は、ジョージ・ハリスンの激しいギター・ソロがフィーチャーされた“Sweet Little Sixteen”について、ザ・ビートルズが初めからロックンロールにフォーカスしようとしていた証だと紹介している。

また、明らかにチャック・ベリーにインパイアされたと考えられる同曲でのギターソロは最高ランクものの一つに数えられるとし、ハリスンは正統派のギタリストだったかもしれないが、このパフォーマンスではその才能を見せつけているとも評している。

“I Saw Her Standing There”(1963年)


バンドにとって最初のブレイクとなったとも言えるこの曲では、ジョン・レノンが優等生的なパターンを捨てて激しくギターを弾いている。1988年のインタビューでポール・マッカートニーは、「この曲をジョンと一緒に書いた。私たちは学校を休んで、この曲をギターで作曲したんだ。“Just seventeen/Never been a beauty queen”という歌詞があったのを覚えてるよ」と思い出を語っていたそうだ。

“Taxman”(1966年)


この曲は、ジョージがバンドの歴史に大きな貢献を果たした最初の曲として、広く認められている。ポールとジョージはいつものポジションを交換し、ジョージが作曲してポールがギターを弾いたとのこと。1984年のインタビューでジョージは、「“Taxman”でポールに少し(ギターを)演奏してもらえて嬉しかったよ。気づいたかな。彼は僕のために少しインドっぽく弾いてくれたんだ」と明かしていたそうだ。

“I Want You (She’s So Heavy)”(1969年)


この曲は、ザ・ビートルズにとって事実上のラスト・アルバムとされている『アビイ・ロード』に収録。「FAR OUT」は各メンバーがソングライターとして成長し、完全に楽器をコントロールしていると評している。この曲ではジョージがギタリストとして一歩引き、ジョンがスポットライトを浴びているが、1969年のインタビューでジョージは次のように語っていたとのこと。

「すごくヘビーだ。ジョンがリード・ギターを弾いて、歌いながら演奏してるんだ。基本的に少しブルースっぼいよね。彼が歌って弾くリフは、まさに基本のブルースといった感じなんだ。でも、またジョン的な曲でもあり、すごくオリジナルだよね」


“Let It Be”(1970年)


「FAR OUT」は、感動的なバラードと真にセンチメンタルなメッセージが前面に押し出されているため、突然やって来るギター・ソロに聴き手は完全に不意を突かれてしまうと紹介。ジョージがファズを効かせたギターのリックで畳みかけ、神妙な曲に対する完璧なリフレインになっていると評している。
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