『天然コケッコー』から16年――『1秒先の彼』で、岡田将生が今あらためて向き合う“映画作り”とは。CUT7月号でじっくり語っていただきました


6月19日発売のCUT7月号に、岡田将生さんのインタビューを掲載しています!
今回岡田さんに伺ったのは、7月7日公開の映画『1秒先の彼』について。2020年公開の台湾映画『1秒先の彼女』を監督・山下敦弘×脚本・宮藤官九郎というタッグでリメイクした本作は、京都を舞台に、何をするにもワンテンポ早い「彼」と、ワンテンポ遅い「彼女」のふたりに訪れる“消えた1日”をめぐる物語を描きます。
コミカルかつファンタジックな展開と、思わずジンとしてしまう「大切な人」とのつながり。皮肉っぽいけどピュアな「ハジメ」という役にどう向き合ったのか、じっくり聞きました。

――ハジメは台湾版の女性主人公とはまた違うキャラクターで、作品の資料には「残念なイケメン」という言葉もありましたが、そういうキャラクター造形は、脚本から手がかりを得て作っていったんですか?

そうですね。ただ僕としては、ハジメのことをそんなに残念な人物だとは思っていなくて(笑)。だから「残念なイケメン」という言葉に引っ張られないようにしてました。やっぱり僕は、ハジメを愛されるキャラクターにしたかったので。(中略)内面から出てくるハジメくんらしさというか――ちょっといやらしい部分とか、人に甘えてしまう部分とか、そういうものを大切にしましたね。それ以外はそこまで深くは考えてはなかったです。ハジメは、ひとつの物事に対してものすごく集中するキャラクターなんですよね。その時の何かひらめいた顔とか、そういう表現をどこまで大きくやるか、小さくやるかっていうことは意識的にやりました


本作を手掛ける山下監督とは、岡田さんが高校生時代に出演した映画『天然コケッコー』以来のタッグ。インタビューでは、山下監督との16年ぶりの映画作りに溢れる思いも語っていただいています。

やっぱり、山下監督と映画作りができるということが、日々、すごく嬉しかったです。監督との何気ない会話の中で自分自身も大人になったんだなって感じられたし、いち役者として山下監督と映画を作っていける環境に対して、16年前のあの経験がある分、より一層、特別な思いが湧いてきたんですよね。「映画を作る」ということに関しては他の作品と変わりはないかもしれないですけど、そこに向き合う感情が違うので、本当に嬉しかったです


岡田さん自身が重ねてきた月日も思わせるノスタルジックな撮り下ろしショットと合わせて、インタビュー全文はぜひ誌面でチェックしてみてください。CUT7月号は、6月19日発売です!(山下茜)


CUT7月号は現在以下にてご予約可能です。

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