発売中のCUT11月号に、細谷佳正さんと内山昂輝さんの対談記事を掲載しています!
実は、このツーショットでの登場は2022年8月号ぶり。ということは……そうです、『風都探偵』です!
今回お話を伺ったのは、11月8日から期間限定で上映される劇場版『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』について。アニメシリーズで「二人で一人」の仮面ライダーW・左翔太郎とフィリップを演じた細谷さんと内山さんですが、本作でももちろん、おふたりの翔太郎とフィリップは健在。
しかし、今回の劇場版で描かれるのはこの名コンビのビギンズ=始まりということで、劇場版でキーパーソンとなる鳴海荘吉=仮面ライダースカルを演じた津田健次郎さんとの関係性も含め、若き翔太郎とフィリップをどう演じたのか、たっぷり掘り下げてもらいました。以下、インタビューを一部抜粋してご紹介します。
(高校生の翔太郎を演じるにあたって)特別に「若い翔太郎」を意識したことはなかったです。津田さんは僕より歳も上ですし、大先輩ですから、普通にセリフを掛け合えば、お客さんのほうで、円熟した大人と高校生の会話として見てくれるだろうと思ってました。(中略)相手ありきなので実際にそんなふうにできてるかは、お客さんに感じてもらえたらそれでいいなと(笑)。翔太郎は荘吉と会話することが多かったので、役の年齢を特に意識することなく、自然とそうなっていけた感じでした(細谷)
フィリップは演じる時の時系列を整理しておかないといけない役なんです。『仮面ライダーW』のTVシリーズがあって、『風都探偵』はその続編で、でもその中で『W』の前日譚にあたる部分も描かれる。それぞれの時点におけるフィリップの構造というか成り立ち……今、どういう状況にいるフィリップなのかを、演じる上では頭で意識する必要があるんです。特に今回の劇場版は、翔太郎と出会う前の姿も描かれる。(中略)まだ外の世界を全然知らないし、いろいろな知識を獲得する前のフィリップをもう一回、イチからではないんですけれども、また違うキャラクター像として作らないといけないなと思っていました(内山)
インタビューでは他にも、津田さんと細谷さんの私服シャツが被ったエピソードや、津田さん&細谷さん&内山さんで静かにお弁当を食べたエピソードなどなど、ここだけの話をたくさん伺っています。細谷さんのナチュラルな「巨匠」呼びもそのままテキストにしておりますので、ふたりの音声がそのまま聞こえてきそうな会話のニュアンスは、ぜひ誌面から感じてください。「ハードボイルド」に振り切ってクールに決めてくれた、撮り下ろしツーショットも必見です!(山下茜)
CUT11月号は現在以下にてご購入可能です。