トータスに言いたいこと 前編

トータスに言いたいこと 前編

最速ライブレポートに書いた、昨日10月26日(月)の
トータス松本@C.C.レモンホールの話の、続きです。
なので、できれば、そちらを読んでから、
以下も読んでいただけるとうれしいです。

まず。この初のソロ・ツアー、地方では動員が厳しい。
ということを、トータスは何度もブログで書いていた。
「想像以上に空席が多くて動揺した」とか、
「盛り上がったなぁー。めっちゃくちゃ楽しかった。
三階席はひとりもいなかったけど(笑)」とか。

昨日のMCで、自分でも言っていたが、それが相当ショックだったのだと思う。
だけど、それをなかったことにするのは嫌だし、それを受け止めないと
いけないし、「ああ、埋まってなかったことを無視してるわ」
と、来てくれた人たちに思われるのは耐えられない。
そんな誠実じゃないことはできない。
だから、この現実を前にして、自分がどう感じ、
どう考えているかを伝えなくてはならない。

というトータスの誠意とまっすぐさが、この「埋まっていなかったことを
報告する」という行為につながっているんだと思う。
それは非常にわかるし、正しいんだけど、
ブログを読むたびに「松本さん、でもねえ……」と思っていた。
で、昨日のMCをきいて、その「でもねえ……」が、
「いや、これ、やっぱちゃんと書かないと」に変わった。
なので、書きます。

まず、このホール・ツアーというキャパは、これまでの
ウルフルズのツアーと同じ規模の設定のしかたである。
本数は減らしてるけど、「ホールである」ということが、そうだ。
それが埋まらなかった。だから、「1人になるってこういうことね」と思った。
と、昨日トータスは言っていた。
だからですね。まず言いたいのは、

ウルフルズをなめるな。

ということです。
あれだけのことをやってきたバンドと、ソロになっていきなり
同じレベルに並べるわけないでしょ、と。
ウルフルズってすげえんだよ? と。
「だって、どっちも俺がやってたし」とか、そういうことじゃないよ。
というのは、本人もわかっていると思うけど、例えばですね。

適切なたとえじゃないかもしれないけど、
あれだけ長いことソロをやってきた、そして今もやっている、
あの偉大なる桑田佳祐だって、いまだにサザンオールスターズに
勝てないんだから。
桑田さんの場合、長年KUWATA BANDやソロをやってきて、
その事実に向き合い続けてきた末、それを受け入れたから、
今のいい状態がある。とも解釈できますが。

そして、もうひとつ書きたいことがあります。
長いので、次回に続く。
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