O-EAST全体を使って、会場の内装も含めてまさにサーカスの巡業公演のような雰囲気!
(O-EASTがステージを囲むような構造になっているので、よりサーカス感が増していて素敵だった)
トップバッターを飾ったgo!go!vanillasがポジティヴでアッパーなロックンロールを鳴らして幕をあけ、女王蜂の艷やかかつ激しいパフォーマンス、Nothing's
Carved In Stoneの壮大なスケール感などなど、外の寒さを完全に忘れさせるゲスト陣の熱演。
そんな中で、バニラズのジェットセイヤが佐々木のトレードマークの革ジャンをいじったり、女王蜂アヴちゃんが「ささぴょん」と呼んでみたり、その愛されっぷりに、
アットホームな雰囲気も広がっていく。
そして満を持してのa flood of circleは、すでに熱くなっている空間にとどめを刺すように、1曲目からものすごい熱量!
いつも熱すぎるほどに熱いライブをする彼らだが、昨日は外へ放つ熱というより、内側から燃え上がる炎が目に見えるような熱さで、本当に最高のライブだった。
「ずっと転がり続けてきたし、これからも転がり続けていくから、サーカスの巡業っていうのが一番似合うと思う」と佐々木が語って
いたように、サーカスが見せてくれる一夜の夢とロマン、それでいて生命力に溢れた肉体的なパフォーマンスって、確かにフラッドにぴったりだ。
加えて、笑顔のメンバーから伝わってきたのは、バンドへの愛、オーディエンスへの愛、ライブハウスという場所への愛。
もちろんその核にはロックンロールへの愛と夢があって、ブレないその想いに、会場にいたすべての人が共感したと思う。
来年もこのイベントは開催します!と宣言していたし、
年末年始にかけても、初となるビルボードでのライブや自主企画など、加速しながら転がり続けるフラッドの活動にますます期待したい。
ライブでも披露され、その勢いを象徴するような攻めのニューシングル『FLYER'S WALTZ』は昨日23日に発売!
カップリングにはフラッド流クリスマスソングを収録と、必聴の1枚です。(後藤)