なんでもあるけどなんにもない、だからこそ、強い意志で確かなものをつかみ取ろうとする今の二十歳のリアル。
そして、冷めているんだけど熱い、ぐるぐるしてるんだけどぽっかりしている女の子のリアル。
それらを先鋭的でポップなトラックに乗せ、最先端の舞台装置でもって届け切ったDAOKO。
アンコールではこの日のための新曲を初披露し、
「15歳でインディーデビューして5年経った。
ずっと音楽に救われている。音楽に恩返しをしたい」と少し照れ臭そうに口にしていた。
そのために、音楽シーン自体をもっとおもしろくしたい、そんな使命感も感じてとてもワクワクした。(小松)