ariel makes gloomyが体現する、ポップと永遠の位置関係

ariel makes gloomyが体現する、ポップと永遠の位置関係
6月6日に2nd EP『oxymoron』をリリースするariel makes gloomyにインタビュー。

ポストロックやエモを中心としたサウンドを緻密かつアグレッシブに響かせながら、なぜ「バンド」ではなく「プロジェクト」を標榜しているのか?
アーティスト写真やミュージックビデオではなぜメンバーの姿を明確に写さないのか?

……といった基本情報を、こちらが訊く前にメンバー自身がプレゼン(そのための資料まで用意済み)するところからインタビューがスタート、というのは僕も初めての経験だった。
が、「バンド音楽」を「バンド的なるマナーやカルチャーや物語性」から切り離した形で追求しようとするamgの核心は、何より楽曲自身が雄弁に物語っているし、この日の取材もそういったamgイズムを浮かび上がらせるものになったと思う。

ちなみに、上記のプレゼンおよびインタビューではイシタミ(Keyboard, Vox)の発言が多めだったが、それはあくまでキャラクターの問題であって、ソングライティングもアレンジも四権分立あるいは合議制的なプロセスで進めているというのも、amgの「プロジェクト感」を象徴していて面白い。
何より、そんな4人だからこそ手が伸ばせる「ポップと永遠」の黄金律が確かにある、ということが実感できたインタビューだった。
5月30日発売のJAPAN7月号に掲載!(高橋智樹)
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