5月号別冊特集のテーマは、昨日まさに3daysの公演を終えた6年ぶりの武道館と、アルバム『音楽』のリリースタイミングにまたがって開催中の武道館を含むこのツアーについて。
SUPER BEAVERのようなスケールのバンドが武道館でライブをやること自体に驚きはないと思います。初日のMCでも「普通のライブの1本として武道館をやりたいと思ってた」と渋谷龍太(Vo)は語っており、きっと本人はそう言うだろうという想像もできたのですが、それを踏まえても、ぜひ今回の武道館公演をレポートし、別冊で特集したいとオファーしました。
というのも、この武道館ライブが解禁されたのは、去年の夏に行われたコニファーフォレストでの野外ワンマン2日目の本編終了後。ツアーファイナルのさいたまスーパーアリーナ公演が既に明らかになっている中、追加公演という形での発表でした。その日、会場の大きなビジョンに映し出された「日本武道館」の文字に湧き上がる2万人の大歓声と、自然と巻き起こった“最前線”の大合唱を目の当たりにしたとき、今回のツアーの特集は千秋楽のたまアリではなく武道館をレポートしたいと強く思いました。
6年前に「14年目のインディーズバンド」として初めて武道館に立ったビーバーは、ひとつの大きな到達点に辿り着いた歓びにメンバーが涙を滲ませる場面もあり、特別な一夜としてバンドの歴史に刻まれました(のちに映像作品としてもリリース)。その後もどんどん活動規模を広げていき、武道館より大きな会場でライブをすることも当たり前になって、あの夜があまりにもメモリアルだったが故に、もう武道館で観れる機会はないのかも・・・・・・と思っていた人も少なくなかったのでは?
武道館のあの独特な空間でライブを観たい!というあなたの想いをメンバーもわかっていたから、6年ぶりの武道館3daysが実現したのではないかと思っています。
別冊特集では、武道館にようやく立つことができた6年前とは違い、むしろ武道館を背負っていると感じるほどにバンドの大きさを見せつけた、圧巻の初日公演を完全レポートします。さらに、後日インタビュー&撮り下ろし写真も掲載予定!
いかにビーバーの「普通の」武道館ライブが待ち望まれていたか──そんなあなたの気持ちを全回収する別冊特集、期待してお待ちください!
そして、まずは2月29日(木)発売号のアルバム『音楽』別冊特集をチェックしてくださいね!(有本早季)
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