ニコニコイヤーを掲げ、新たなステージで新しい顔を見せるNIKO NIKO TAN TANの勢いが止まらない!

2025年をニコニコイヤーと題し、新曲リリース、Zepp Shinjukuでの主催ライブの開催、JAPAN JAPMへの出演、フランス、台北での海外ライブ、CMでの楽曲起用、映画の主題歌起用など、精力的に活動しながらも、着実に求められるアーティストへと変化している、クリエイティブミクスチャーユニット・NIKO NIKO TAN TAN

切り替えたかったんですよね。2525の日(2025年2月5日)から「REBORN」というのをキーワードにやっていたので、EPのリリースタイミングから心機一転、新しいNIKO NIKO TAN TANでやりたいなと話していて(OCHAN)

この気持ちの現われから、アー写やロゴを一新し、さらにはInstagramの写真を全て削除したニコタン。これまでの彼らと比較するというのも何かおかしなことかもしれないが、最新EP『!』は明らかに新たなステージに立ち、より自由に、そして広大な音楽表現を実現できていると私は感じ取れた。

それは、収録された5曲がノンストップで流れるということもそうだが、インストの1曲目“LEAP ≠ ?”から始まり、ロック、ダンスミュージック、テクノ、R&B、バラードなどさまざまな音楽を最高の仕上がりで思いのままに吐き出した一枚だったからだ。

活動のフィールドが確実に広がっているということもあるだろうが、音楽と映像、アートワークまでを手掛けるユニットだからこそ、根本にあるクリエイティブな才能を吐き出すのにEPという形式は丁度いいのだろう。

これまでいろんなことを考えてOCHANは曲を作っていたけど、このEPは原点に戻ってすべてを解放して作っている感じがします(Anabebe)

そう、Anabebe(Dr)は話していたが、彼自身も楽曲を制作しているし、OCHAN(Vo・Synth・etc)とAnabebe、このふたりが作り出す音楽だからこそ、自由度が高く、芯には確固たる思い、伝えたいメッセージがあることが伝わってくるし、何より可能性の塊だ。

文字通り「心機一転」を果たしたニコタン──これから国内外で活躍の場を広げていくだろう。今回のインタビューでは、大きくも硬い殻を破った彼らの苦悩や決意がじっくりと語られている。なので、この記録的なインタビュー全編をチェックして、ニコタンの音楽に触れてみてほしい。(岩田知大)


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