秋の夜は弾き語りを

秋の夜は弾き語りを

今日は下北沢デイジーバーにて4者による弾き語りのイベント。

オープニングはWHITE ASHののび太。
私は前の仕事がのびてちゃんと見れなかったのが悔やまれるが、その後出てきたVeni Vidi Vicious・入江が「さっきのび太くんがPerfumeやってたので」と言ってたのは本当だろうか?だとしたら無茶苦茶気になるが。
で、その入江はいきなり「カラオケ行きたくて」とか言いつつ、まだ未音源化の新曲2曲をなんと自作のカラオケを流しながら、スタンドマイクで歌った。意味不明でびっくりしたが、ポップなメロディのロックンロールと渋めの曲でかっこ良かった。
その後はエレキギターでの弾き語りでカバーと自分の曲を披露。新作からの曲“Freeway3”、弾き語りだとより荒削りで剥き出し。曲の懺悔のようなブルース感が切なかった。

続くQUATTRO岩本は、アコギによる弾き語り。
入江のジャンクなサウンドとは打って変わって、温かみとリラックス感のある弾き語りの王道といったサウンド。
一曲目は“Oh Susanna”。で、その後QUATTROの曲もやっていたのだけど、弾き語りで聴くと古きよき名曲と並列で演奏されても違和感がない。モダンな曲だしちがうのに、歌い継がれてきた感がなぜか出るというか。それはQUATTROのルーツにある要素が彼らの曲にしっかりと根付いているからだろうと思う。歌詞忘れたり、演る曲を本番中に決めたり、ゆるやかなムードを残して去っていった。

ラストはa flood of circleの佐々木。出だしから、弾き語りだろうとなんだろうと関係ないといわんばかりのゴリゴリのロックンロール・モード全開(皮ジャンだし)。
がなる、叫ぶ、歌うな感じでめちゃくちゃ攻める。ゆるやかだった会場の空気に一気に火をつけるようだった。

一言で弾き語りといっても、それぞれがまったく違うパフォーマンス。
素っ裸だからこそ、やっぱり根の部分がはっきり出るみたいで面白かった。(福島)
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