集まるべくして集まった、というか、もう究極の対バンだと思うんですけど。
Fear, and loathing in Las VegasとAA=とBOOM BOOM
SATELLITES、こういうイベントがあったらいいのに、とマジで思っていた組み合わせが実現した。場所はZepp Tokyo。
ざっくりいうと、デジタルサウンドとロックを融合させたスタイルをもつ3組、なんだけど、単にふたつの音楽を掛け合わせただけでは生まれ得ない何かが、彼らの音楽からは鳴っている。
AA=のTAKESHIがMCで「テクノロジーと肉体が合わさっている」と表現していたけど、そのぶつかり合いから迸るようにエモーションが湧き出してくる。世代こそ違えど、ラスベガスもブンブンもそうだ。デジタルな音を取り入れることで、逆説的に肉体性が浮き彫りになるというか。電子音とノイジーなギターを浴び続けた3時間、最高だった。
今日リリース日を迎えたラスベガスのセカンドフルアルバム『All That We Have
Now』はまさにそんな本質を最大限に表現した作品。「新しさ」や「画期性」を超えたアルバムだと思う。現在発売中のJAPANで記事を書いたので、よかったらチェックしてみてください。(小川)