アークティック・モンキーズ、ニューALのタイトルの意味を考える

アークティック・モンキーズ、ニューALのタイトルの意味を考える

昨日発表されたアークティック・モンキーズの通算4枚目のアルバム『Suck It And See』。6月6日にリリースされるというその作品のタイトルがどのような意味なのか、本サイトではNMEニュースの翻訳を担当してもらっている高見展氏に聞いてみましたところ、高見氏いわく、

イギリスのスラングに同じフレーズがあります。
で、「試してみな?」っていう意味合いだそうです。
結果がよく見えないことに対して、たとえば味がかなりやばそうな料理や絶対に似合わなそうな服をおそるおそる試す時のようなニュアンスで「試してみたら?」っていう意味合いみたいです。

とのこと。

で、考えました。

アークティック・モンキーズがアルバムを重ねるたびにどんどん重く深くなっていった、それは、彼ら自身が経験を重ねていく中でその都度世界を発見し知覚し答えを見つけていったプロセスとシンクロしていたわけだけど、そういう意味で、つまり、彼らはタフになっていったわけで。

となると、自然とその音は、簡単には飲み込めない苦さと歪さをともなったものになっていく。もちろん、来るべき4枚目のアルバムも、そうなってくる。そしてそれは、これまで以上に重く深いものになっているのかもしれない。だから、彼らは聴き手に向かって「試してみたら?」って言っているような気が。

先行トラック「Brick By Brick」で、「アイ・ワナ・ロックンロール」とうたっていたアレックス・ターナー(と書いておりましたが、この曲のメイン・ボーカルはドラムのマットが務めているのだそう)。これは、不適な「予告」とみた。
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