脱稿して『ニュー・ムーン』

脱稿して『ニュー・ムーン』

さすが粉川編集長は、脱稿して!!! とレッド・ツェッペリンに突撃ですが、
情けない私は脱稿してそのまま『ニュー・ムーン』へ。
結局その前の日のダーティー・プロジェクターズにも行けず
羽鳥さんにも大迷惑を。今月もすいませんでした。
まあそんなルーザーには、『ニュー・ムーン』がぴったりか……。


はっきり言って内容は想像以上に酷かった。
良くなった点は、まったく制作費がなかった前作に比べて
CGが少しまともになったことくらい。
あとはメタメタ。
気になるサントラは、あれだけ豪華なメンツに頼んだわけだから
ここぞとばかりに使いまくり。
特にトム・ヨークの曲は、とにかく一番長く使えるところで
使おうという感じで、中では一番大きくフィーチャーされたいた。
しかし、そもそも映画のシーンを見て書いた曲でもないので、
それが映画の一番重要なシーンかというそうではない。
ただ、サントラを聴き込んでいるほうとしては
サントラを聴く目的があることで救われたとも言える。


楽しかったのは会場が平均年齢18歳の女子&かわいいゲイばかりで、
とにかく、始まった瞬間から、エドワードがシャツをなびかせ歩くだけで
きゃはははは!と大喜び。正にさすが箸が転んでも笑う年頃である。
とにかく何でも嬉しいみたいだ。
歓声は上がるは、拍手はするは。
彼女たちがそんなに楽しいなら、ま、いっか、という気分にも。


そんなわけで、10代の女の子は世界を制する!
オープニングも記録的な数字で堂々1位。
なんと、『ダーク・ナイト』の67.2ミリオンドルを抜いて、
72。7ミリオン!
『ダーク・ナイト』が抜かれたのは痛い!
初日に観に行くんじゃなかった(涙)。
しかし、週末の記録は『ダーク・ナイト』が上!!!で、
『ニュー・ムーン』は、140.7ミリオン。
『ダーク・ナイト』は、158。4ミリオン。
ほっ。


こんなに当たってしまったから、
スタジオ的にはオーケーなんだろうけど、
これだけの成功が最初から約束されている作品だからこそ
10代の映画だとバカにせずに、もっとしっかり
作ったらどうなんだろうか……。
あと2作あるから、『ハリポタ』のように
後半挽回してもらいたい。


私達の隣に座っていた子は、すごいかわいい子だったんだけど、
なんとパジャマで来ていた。
ニューヨーク大学の寮が真ん前にあるからだと思うけど。
家のカウチじゃないんだから!
10代の女の子に怖いものなし、である。
うらやましい。
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