全米ツアーの延期、グラストンベリーのへッドライナー出演をキャンセルしたU2だが、U2.COMによると、25日朝ボノがグラストンベリーを運営するマイケル・イービスに電話をしたのだそうだ。イービスが語ったところによると、ボノは、「心が痛い。絶対に特別なものにしたいと思っていたんだ。フェスのために新曲まで書いていたのに」と言ったそうだ。「U2ががっかりしているのは明らかだった。僕らが彼らがステージに立つ姿を観るのを楽しみにしていたのと同じくらい、彼らもそこに立つのを楽しみにしていたのは明らかだったから。現時点では、U2の代わりに誰が金曜日のそのステージに立つのかについてのコメントは控えたい。それよりも、ボノの一刻も早い回復を祈りたい」と語っている。
全米ツアーについては、6月3日のソルト・レイク・シティから7月19日のニュージャージーまでの日程がすべて2011年に延期。8月6日からヨーロッパ・ツアーが始まるが、それについては、恐らくボノの容態を見て決めるのだろう。
ボノの詳しい病状についても、U2.COMに医師のコメントがあるのだが、読んでいるだけでこちらまでのたうち回りたくなるような内容(涙)。
座骨神経がかなり深刻に圧迫され、靭帯と椎間板を著しく損傷していた、と。断片は8ミリにもおよび脊柱に到達。そのため、ボノは脚の下部が麻痺していたそうだ。つまりかなり深刻な椎間板ヘルニアということでしょうか。医師によると、手術は必須の状態で、しかも、手術だけでは完治しないので、リハビリが肝心と。8週間というのは最低必要な日数で、それ以上かかる可能性もある、と言っている。とりあえず手術は順調に終わったようですが。
フェスのピンチヒッターと言えば、去年の夏は、ビースティ・ボーイズのアダム・ヤウクがガン治療のために急遽いくつものフェス出演をキャンセルをした。が、代わりに、地元NYの仲間Jay-Zや、ヤー・ヤー・ヤーズが出演し、結果的には、彼らの頑張りが、ビースティ不在のフェスを別の意味で熱く盛り上げ、そしてヤウクを励ましていたと思う。
ボノは、チケットを買ってくれた何百万人ものファンの計画を無駄にしてしまって本当に申し訳ない、と言っているそうだが、私もチケット買っていましたが、きっとファンは、そんなことより、本当にお大事に!と思っているはずですので。