19本にわたるツアー「change your mind!〜いつでも心にタイムレスメロディーを〜」、ファイナル!
マーヤLOVEはMCで「夙川BOYSに19本は……マズいぜ!」とツアーの感想を語っていたが、そのツアーのすべてを注ぐ、渾身のライヴだった。
上のタイトルはどういうことかというと、“kiss kiss”という曲があるんですが、
それを演奏するときにマーヤが「シ・ブ・ヤ・ア・ッ・ク・ス」の7文字に合わせて
7人の男のお客さんをステージに上げ、そのひとりひとりと熱い接吻を交わしたわけです。
すげえ。
ライヴは「演奏力は言い訳程度」でおなじみの夙川らしいドシャメシャ感がありつつも、スペシャルゲストとしてアルバム『Timeless
Melody』のプロデュースを務めた増子真二がベース、”Hello,999”に参加していた西滝太がピアノで登場し、5人編成になったパートは、ばっちり奥行きと厚みのあるバンドサウンドで、夙川的に超新鮮だった。
ふだん、仕事柄「ロックってなんだろう」とか「ロックンロールってなんだろう」っていうことを考えてばっかりなのだが、
夙川BOYSのライヴを観るとそんなこと考えているのが馬鹿馬鹿しくなる。
目の前に広がっている光景を見て「これじゃん!」と思う。今日もそういう瞬間の連続だった。
オープニングの”Boys and Girls”から、アンコールの後にマーヤとリンダdadaが歌ったラーズ”There She
Goes”の替え歌(「change your mind again〜終わりたくないよ〜」って)まで、最高に楽しかった。