ウェット・レッグを豊洲PITで目撃!

ウェット・レッグを豊洲PITで目撃!

2025年に待望の2ndアルバム『moisturizer』をリリースしたウェット・レッグを豊洲PITで見た。

場内転換中、フロアからは登場を待ち切れないオーディエンスによる拍手やコールが次々に発生し、期待はすでに爆発寸前だ。

やがてステージが暗転し、立ち込めるスモークの中、真っ赤な照明が不穏な雰囲気を演出する。そして、ゆっくりとステージに現れたバンドメンバー。フロントウーマンのリアンがステージの中央で堂々たるマッスルポーズを決める。その姿があまりにもファビュラスで、圧倒されてしまう。会場は割れんばかりの歓声に包まれた。

オープナーは『moisturizer』の中でも随一のエッジが効いた曲”catch these fists”。鍛え上げられた上腕二頭筋を魅せながら《愛なんていらいない、戦いたいだけ》と歌い上げる姿に、フロアは熱狂に沸き返り、1曲目にもかかわらずシンガロングが巻き起こった。

続く”Wet Dream”は、2022年リリースするやいなや話題を攫った1stからのヒットナンバー。オーディエンスからの小気味良いハンズクラップもばっちり息が合っている。

ここまで見て、今までのウェット・レッグとは訳が違うことを身を持って実感した。マスキュラーになったのはリアンの見た目だけでない。演奏力はもちろん、バンドそのものが完全にパワーアップしている。もともとデュオだった2人だが、ヘスターが一歩下がりリアンをフロントに位置づけ、さらにバンドメンバーを正式迎えたことで、それぞれが自分の役割に徹した結果、ライブバンドとしての輪郭をより強化させている。

その後のセットでも1st、2ndからバランスよく繰り出されるナンバーに会場はボルテージは常時最高潮。

この日特に盛り上がったのは、リアンの囁くようなMCで始まった”Ur Mum”。爽やかなギターサウンドとは裏腹に最高にパンチが効いたこの曲。《最長で最大の絶叫を練習してきたの、1,2,3》のリリックとともに会場は歓喜と祝福の絶叫に包まれた。

『moisturizer』を引っ提げたジャパンツアーは2/20(金)の名古屋公演まで行われる。明らかに別次元へと進化を遂げたウェット・レッグを絶対に見逃さないでほしい。(土屋聡子)
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