【今月の気になるあいつ】Two Shell
ロンドン発のミステリアスな音楽プロジェクト。UKベースを起点に、あらゆるダンスミュージックをのみこんだサウンドが持ち味。24年、1st『トゥー・シェル』をリリースし、以降FKA ツイッグスとの“Talk To Me”や、Boiler Roomでの“替え玉ライブ”などあらゆる方向にバズと話題を増大させ、その影響力を拡大している。最新作は10月リリース予定の2nd『インフィニット・ナウ』。日本のクラブシーンとの関わりも深く、今後の動向からも一切目を離すことはできない。現在発売中のロッキング・オン9月号では、「気になるあいつ」にてトゥー・シェルを掲載しています。本記事の一部をご紹介。インタビュー=つやちゃん
●そもそもの問いですが、トゥー・シェルは、トゥー・シェルをどのように定義づけていますか? 音楽家と自覚しているのか、それともまったく別の意義を持つプロジェクトですか?「Two Shell。シェル(殻)とは何か? 外側の表面のこと。その下に隠された意味は? 私たちはいつもそれを考えていました。もっと深い何かを。流れるような柔らかさを大切にしています。もしそこに硬いエッジが必要なら、それも受け入れる。無限の愛。リアルで、忍耐強く、穏やかであること。私たちのシンボルの真ん中の部分は、私たちふたりの間にあるエネルギーを表しています。それがトゥー・シェルの核であり、私たちのダイナミズムとエネルギー、そしてコラボレーターたちとの相互作用の中核を成すものでもあります。私たちが動き、新しいものを取り入れるにつれて、それは常に進化し変化していきます。いわばひとつの有機体なのです」●あなたたちの「替え玉ライブ」は興味深い示唆を呼びました。トゥー・シェルではない人物がライブを演じても、盛り上がったのであればそれは良いライブだったのでは?という気もします。そう考えると、トゥー・シェルとは音楽プロジェクトでありながらも、「音楽を取り巻く制度」を実験しているプロジェクトのようにも思います。「ありがとうございます。いい表現ですね。まさにそれが、私たちが実験し理解したかったことなのです。音楽を通して、そしてトゥー・シェルという存在を通じてアイデンティティを実験したかったのです。特に、さまざまな形式のショーでは、どのように構成するかという点で、常に音楽が最優先されるから。皮肉なことに、私たちが出演しないショーの方が、出演するそれよりも準備にずっと時間がかかっています。でも、そうですね、制度の話に戻ると、最初はある種一枚岩のようなDJ文化になってしまったことへの不満から始まったのです。ショーマンシップも威勢の良さもほとんどないようなね。でも今では、私たちがそこにいることが重要なのだと気づきました。トゥー・シェルがその場にいれば、人々はそれを感じるのです!」
トゥー・シェルの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』9月号に掲載。
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