インタヴュー・テープ

インタヴュー・テープ

先週末に発売された
ロッキング・オンの最新号に、
今までまったく日の目を見ることのなかった
ビートルズのインタヴューというのを掲載している。
以前、ここのブログでUKの児島も紹介してたものだ。

なんで、そんなことが起こるかというと、
インタヴューをとらせてもらっても、紙幅の都合から
全文を掲載することができないことは多く、
約40年ぶりの時を経て
そうした部分が発掘されたのだという。

削った部分なんで、どうなんだろと思ったが、
これがすこぶる面白い。
むじろ当時は、あまりに過激だったために
削られたんじゃないだろうか。

で、このインタヴューを発掘したライターなのだが、
もう消してしまったビートルズのインタヴューもあるという。
テープはまだ高価だったから、
使い終わったインタヴュー・テープの上に
違うアーティストのインタヴューを入れたりしてたそうだ。
しかしビートルズのインタヴューを消すかね、とも思うが、
上書きしたインタヴューが、
ミック・ジャガーとジミヘンだというのもすごい。


で、当たり前だが、
今はそんなテープの使い方をするわけもなく、
写真のようにテープを上書きすることなくとっている。

もういまやICレコーダーの時代だが、
僕はできるだけテープも回すようにしている。
カラカラとテープが回っているのを見ると、
録れてる実感が湧く。

写真手前のMIAのインタヴューは
非常に長時間のインタヴューで、すべてを使うことのできなかった
思い出のあるインタヴューだ。
一方、ジャック・ホワイトの20000字インタヴューは、
全文をほぼそのまま掲載した。


一本一本のテープを見ていくと、当時の思い出が甦る。
アナログの大きな力の一つは、
人間の記憶に強く訴えかけるところかも。(古川)
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