次号VIRは Lorde


ロッキング・オン3月号(2月1日発売)掲載のVIR対談を週末にやった。
相手はNY特派員の中村明美。
今回語ったのはデビュー作の国内盤がようやく2月に発売されるロード。
米チャートの様々な記録を破りまくっている彼女のアメリカにおける熱狂っぷりをいろいろと教えてもらい、ふたりでニュージーランド出身のティーンによる音楽の魅力についてああだこうだいろいろと論じてみました。
メインストリームに対するアンチテーゼとして、口コミ中心で台頭し、シーンを席巻するようになったそんな彼女の物語だが、ふたりの脳裏によぎったのはやっぱりニルヴァーナ。
実際にその盛り上がり方は非常に似ているし、あそこまで巨大な存在になるポテンシャルは十分にある。
ただ、ロックの理想に振り回され、最終的にそこに溺れてしまったカートとは違い、端から不気味なほどの客観性を持ってシーンに接している、彼女のまさに”今風”なスタンスが気になる。
果たして、この膨大に膨れ上がった成功と名声、そしてそれに付き纏う重圧にどう応えるのだろうか。
そこらへんも含めて、温かく見守っていきたい才能だ。
VIRのほか、インタヴューも掲載するので、ぜひ、チェックしてほしい。

ちなみに現在発売のロッキング・オン2月号のVIR対談では、ブルース・スプリングスティーン『ハイ・ホープス』、ミューズ『ライヴ・アット・ローマ・オリンピック・スタジアム』、ニール・ヤング『ライヴ・アット・ザ・セラー・ドアー』。
こちらも好評いただいています!(内田亮)
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