ミニマルなビートとフレーズの間に広がる静寂、夜の匂いと暗い山陰。フジロックのトリで観るThe xxは限りなく贅沢だ。
彼らがシーンに出てきた00年代においては彼らは突然変異の異端だった。でも彼らの影響下で浸透していったアンビエントな質感のミニマルな音やメランコリックな囁き声は、ビリー・アイリッシュやドレイクがメジャーシーンのトップになる時代を形作った。
そう考えると、ミニマルな音のまま閉塞から解放へと向かう今日のライブの流れは、今のポップの音像の
偉大なオリジネーターのクロニクルのようだった。
今年は夜になってもさほど寒さはなくて、一日中過ごしやすい気温だった。