なぜ2年後に映像化されるのか

RADWIMPS『青とメメメ LIVE 2013.9.15』
2015年09月16日発売
DVD
RADWIMPS 青とメメメ LIVE 2013.9.15
2013年9月15日に東北で行われた、RADWIMPS初の野外ワンマン。3・11の後、約2年にわたった開催への歩みと、豪雨で迎えた朝から晴天の本番を迎える模様を綴ったブックレットが封入。今年の3月11日にも、RADWIMPSは4年連続で新曲を公開した。まだかつての日常とは程遠い生活が数多くある、その現実を突きつけるかのように、ライヴ開催から2年を経ての、映像化だ。

9曲目には9月の東北に響く“セプテンバーさん”。野田洋次郎がCharaに提供した“ラブラドール”の初披露。そして、津波の被害にあったグランドピアノの元を野田が訪れた映像の後に、修復されたそのピアノがステージに現れる。この世の慈しみをすべて投じるかのように鍵盤を弾き始める野田。「ほんと良い音すんね」と口にして、嗚咽してしまう。その後、涙を流しながらの“蛍”。命と愛を究極に突き詰めるバンド、RADWIMPS。だからこそ、3時間15分に及んだこの特別なライヴには、積載量を大幅に超えた感情が溢れ出ている。エンドロールには、2012年3月11日に世に放たれたあの“白日”が流れる。(小松香里)
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