新しいライヴアンセム、できました

クリープハイプ『 破花』
2016年03月23日発売
SINGLE
クリープハイプ  破花 - 『破花』初回限定盤『破花』初回限定盤
2月下旬から代々木ゼミナールのCMソングとしてオンエアが始まるクリープハイプのニューシングル。“エロ”や“社会の窓”などと並ぶライヴの鉄板曲になります、間違いありません、と断言したくなる、聴くと。前につんのめるようなリズムも、イントロの小川幸慈のヘナヘナ単音弾きも、尾崎が若干スポークンワードみたいになるBメロも、切なさと焦燥と解放感と高揚感がものすごいレベルで押し寄せるサビも、そのあとにさらにたたみかけてくる大サビも、もうどこをとっても王道クリープハイプな曲なのだが、その最高レベルと言っていい。逆に言えば新しい試みはない曲と言えるかもしれないが、どうでもいいですそんなことは、こんなにいい曲なんだから。

以上、あまりにもよかったもんで興奮して書き殴ってしまったが、徹底的に自分のことばかり歌ってきた歌詞が、この曲ではちょっと普遍性を湛えた書き方に変わっていることにも、何度も聴いているうちに気づいたりした。焦って次のアルバム作らなくていいからね、時間かかってもいいからこのクオリティを維持してね、と言いたい。(兵庫慎司)
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