軽やかに鋭利に描くロックの最新形

パノラマパナマタウン『PROPOSE』
発売中
MINI ALBUM
パノラマパナマタウン PROPOSE
関西発の4ピース、パノラマパナマタウンの2ndミニアルバム。ロック、サイケ、ファンクなどあらゆるジャンルの異種格闘技戦のようなオルタナティヴロックにのせ、岩渕想太(Vo・G)の世の中や心の中に漂う感情を連続噴射するエッジーなラップとともに放たれるのは、《「今の子」からの挑戦状》(“Gaffe”)だ。《時代次第で変わる正解に 翻弄される曖昧な存在》(“シェルター”)である彼らの世代が、気怠く、息苦しく、停滞感の漂う時代にどうサバイブしていくか。彼らの《賢しらな見せかけの知性に 騙されんなハンドルは君次第》(“Gaffe”)というアティテュードには、高みを目指し、時に軽やかに、時に闘争心をむき出しにしながらシーンに真っ向勝負を挑んでロックの最新形を更新し続けている彼らのいまが滲み出ている。今年3月にリリースされた初の全国流通盤『SHINKAICHI』から約半年という短期間で、音楽性、バンドの存在感など大きな成長を見せ、シーンに『PROPOSE』したパノラマパナマタウン。この原石がさらに磨き上げられ、もっと強烈な光を放つ瞬間がこの先にきっと待っている。(岡崎咲子)
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