家族で歌えるエレカシソング

エレファントカシマシ 『風と共に』

2017年07月26日発売

エレファントカシマシ  風と共に
エレカシのデビュー30周年記年シングル第1弾が、NHK『みんなのうた』で流れるとは感無量である。ご存知の方も多いと思うが、実は宮本浩次(Vo・G)のソロデビューは40年前の「みんなのうた」だったのだ。10歳と思えぬ表情豊かな歌に歌手としての萌芽が充分表れていたのは確かだが、宮本はそんな過去とは一線を画して、エレファントカシマシの「総合司会」が自分の本領と思っているはず。だからシンプルにエレカシの新曲として“風と共に”を聴きたいし、これがTVから流れると思うと頼もしい。イントロなしで歌い出し、アコギの弾き語りからバンドサウンドになり、ストリングスが入って柔らかな歌が広がっていく。《思い出は懐かしいけど》と過去を振り切りながら、未来へと続く道を歌う宮本の声は、どこまでも優しい。風や光に導かれ、《行き先は自由》と胸を張る。つまりはそうやって、山あり谷あり曲がりくねった道を進んできた彼だから歌える希望の歌だ。子どもが歌うには達観しすぎな歌だけれど、大人になったらわかるから小さいお子さんに歌ってほしいもの。それが未来なのだから。(今井智子)

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