堂々のセルフタイトル作

フィフス・ハーモニー『フィフス・ハーモニー』

発売中

フィフス・ハーモニー フィフス・ハーモニー
女の子たちが本当に強い。もはやそんなことを言うこと自体がズレてるのかも知れないけど、アリアナやテイラーやフィフス・ハーモニーを見るにつけそう感じてしまう。今春のポップスプリング2017で4人体制の5Hを目の当たりにしたとき、彼女たちが全力でグループを再構築する姿が見えてきた。カミラ・カベロ在籍時の楽曲群を、とてもクリエイティブな姿勢で生み直し、見せようとしていたのだ。自ずと新作には期待が持てたし、想像以上に素晴らしい内容だった。はっきり言って、個人的にはこれまでの5H作品では一番だ。

トラップやベース・ミュージック、ダンスホールが交錯するソウルフルなポップ作であり、スクリレックスやドリームラブといった複数のプロデューサーが関わっている割に、不思議と充実した統一感がある。アリーやローレンもソングライティングに携わった“Sauced Up”や、ドリームラブの手がけたうちの美しい一曲“Messy”、さらには“Lonely Night”といったナンバーがとりわけ素晴らしい。カミラ脱退前から準備が進められていたとは言え、よくぞここまで、という傑作になっている。(小池宏和)

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