アコースティックの実験場

the band apart (naked)『2』
発売中
the band apart (naked) 2
アコースティック編成名義のthe band apart(nakerd)として、約1年ぶり、2作目のアルバム。このnakerdでのオリジナル曲“Paper Planets”(会場限定シングルとしてリリースしていた曲)や、ベーシスト原昌和がボーカルをとる、シュガーベイブのカバー曲“DOWN TOWN”、そして前作同様に既存曲のアコースティックVer.の全8曲を収録した。

アルバムは、3rdアルバム『alfred and cavity』収録の“Can’t remember”と“stereo”のnakedバージョンでスタートする。キャッチーさと、多彩な音楽が溶け合ったグルーヴで人気の高いアルバムからの曲だが、そのグルーヴを壊さずに、繊細な手つきでサウンドのパーツを取り出してアレンジを施した。空気感のある仕上がりだが、密度は濃いマジカルなアンサンブルで、馴染みある心地好さと、新鮮な風とが織り混ざっている。個々の引き出しの豊富さと、歌心を引き立てるサウンドへの審美眼が冴える。とくに、凜とした冬の温度を感じる歌と緩やかなダブサウンドという、一見ミスマッチな要素が入り混じった“12月の(Cavity Dub)”は秀逸。(吉羽さおり)
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