20周年のバクホンが放つ共闘の音楽

THE BACK HORN『情景泥棒』
発売中
THE BACK HORN 情景泥棒
約6年ぶりに開催した野音、二度目のベスト盤リリースと、結成20周年イヤーを爆走中のTHE BACK HORN。その勢いは2018年も止まらない。20周年作品第2弾としてリリースされる『情景泥棒』は、インディーズ以来となるミニアルバム。7曲入りの「ミニ」とはいえ、「フル」級の濃密さと満足度を断言できる1枚になった。その中核を担うのがタイトルにもなっている松田晋二(Dr)作詞の“情景泥棒”であり、そのSF的なモチーフを、菅波栄純 (G)が引き継いだ続編“情景泥棒~時空オデッセイ~”の2曲だ。プログレッシブな展開に乗せて、現代社会への風刺を込めたディストピア世界が描かれ、それが《今を生きろ》というメッセージへと繋がる流れは、鳥肌が立つほど感動的だった。同時に、山田将司(Vo)が作詞を手掛けた“儚き獣たち”も、岡峰光舟 (B)作詞作曲によるラストソング“光の螺旋”も、まるで示し合わせたかのように、「この時代を共に生きる」という揺るぎない意志を刻んでいる。サウンドの多様性という変化はあるが、その芯はまったく変わらない。これぞ、バックホーン!(秦理絵)
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