優しさを描き上げる、歌と音の強さ

SEKAI NO OWARI『イルミネーション』
発売中
DIGITAL
SEKAI NO OWARI イルミネーション
昨年7月の“RAIN”、今年2月の“サザンカ”と、「音楽の豊かさとそこに宿る神秘性」を体現するような楽曲をシングルの表題曲として打ち出してきたSEKAI NO OWARIの、作詞:Saori・Fukase/作曲:Saori・Nakajinによる最新デジタルシングル。《純白の街へ連れてくよ/緑や赤の綺麗な光》と、年の瀬の風景を描き上げるクリスマスソングのシチュエーションをまといながらも、《君に似合うのはきっと/赤でも青でも黄色でもない/どんな炎に焼かれても/ただ一つ残る色だ》という言葉で、街の喧騒にもイルミネーションの奔流にも流されることのない心の在り処をまっすぐに指し示してみせる。そして、《強いようで弱い/でも弱いようで強い君へ贈る色 グレー》と鮮やかな歌声を突き上げるFukaseのボーカルは、灰色の日常を生きる者すべての福音として優しく揺るぎなく響く。

現在、ドラマ『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』主題歌としてオンエア中の“イルミネーション”。最新アルバム『Tree』からもうすぐ4年、メンバー自身もフラグを立てている「次作」への期待感を無限増幅する名曲だ。(高橋智樹)
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