プリンス再訪の旅、00年代へ

プリンス『ミュージコロジー/3121/プラネット・アース~地球の神秘~』
発売中
ALBUM
  • プリンス ミュージコロジー/3121/プラネット・アース~地球の神秘~
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ご記憶の方も多いと思うけど、プリンスが90年代の半ば以降に出したアルバムは、いろんな事情(話せば長い)が重なり、版権元がグチャグチャだった。そのため、モノによっては早々と廃盤となり、中古でも結構なお値段が付いてしまっていた。

でも、プリンスが2016年に亡くなった後、遺族を中心とした財団の働きかけにより、全アルバムの版権を一括管理する新体制が整えられた。昨年にはひと足早くデジタル配信が解禁。今後CD&アナログ盤のリイシューも順に進んでいくという。なんとも嬉しい限りである。

で、その第1弾となるのが今回の3枚。順に見ていくと、まず04年発表の『ミュージコロジー』は、当時「久々のメジャー復帰作!」と話題になった一枚。痛快なファンクから80sを彷彿させるポップやバラードまで、彼の得意メニューをもれなく堪能できる。プリンス版「幕の内弁当」的なアルバムだ。

06年発表の『3121』は、前作のコンセプトを引き継ぎつつ、よりダークな路線の曲も復活。かと思うと、もろラテン・ポップがあったり、プリンス流のオートチューン(!)もあったりと、随所で「天才のたわむれ」的な余裕も感じられる。今回の3枚の中では最高傑作だろう。

07年発表の『プラネット・アース〜地球の神秘〜』は、イギリスでは日曜版の新聞のおまけとして無料配布されるという仰天リリースで話題をさらった一枚。プリンスの「地球愛」な視点と極上のファンク・ロックが幸福な合体を遂げたタイトル・ソングが圧巻で、この路線は、次作以降のアルバムでよりディープに追求されることになる。

なお、第2弾以降のリイシュー予定は、追って発表されるとのこと。2019年、パープルの雨は、まだまだ世界中へと降り注ぐ。ラブ&ピース。 (内瀬戸久司)



詳細はSony Music Entertainment (Japan)の公式サイトよりご確認ください。

ディスク・レビューは現在発売中の『ロッキング・オン』3月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

プリンス ミュージコロジー/3121/プラネット・アース~地球の神秘~ - 『rockin'on』2019年3月号『rockin'on』2019年3月号
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