BUMPが歌う切なさとは

BUMP OF CHICKEN『Gravity』
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BUMP OF CHICKEN Gravity
約1年ぶりの新作“Gravity”はアニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の主題歌となっている。

どこか秒針の音を想起させるような、レトロな手触りの温かいビート。《帰ろうとしない帰り道 いつもどおり/視界の隅っこ ほとんど外 君が鼻をすすった》。藤原基央がそう歌うと、一気に「いつかの帰り道」に誘われる。すべての尊い「今」を抱きしめるように、丁寧に言葉を噛み締めながら歌う藤原。誰かと出会って強く繋がったとしても、別れは必ずやってきてしまう。《今日が明日 昨日になって 誰かが忘れたって/今君がここにいる事を 僕は忘れないから》《一緒じゃなくても 一人だったとしても/また明日の中に 君がいますように》。藤原の切実な想いに重なるように、ビートは強まり、分厚いストリングスと凛としたコーラスが響く。

ツアー「aurora ark」で聴き手一人ひとりの心と深く共振したBUMP。大切な「今」をたくさん吸い込んだことによって、これまでずっと描き続けていた「生きるうえでの切なさ」が、さらに高まっている。(小松香里)

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