アルバムと一緒に聴いてほしい

Karin.『solitude minority』
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Karin. solitude minority
3rdアルバム『solitude ability』と対になる……というか、表裏のような関係のミニアルバム。ここに収められた5曲の中には、Karin.が高校生の頃に作った曲から最近作った曲までが入り交じっている。そこに刻まれているのは、タイトルの『solitude minority』という言葉に象徴される、彼女がその時々で感じてきた孤独や疎外感や違和感と、それを音楽にして歌うことで乗り越えようとしてきたKarin.というアーティストの軌跡だ。ここに歌われているような感情をくぐり抜けてきたからこそ、彼女は『solitude ability』というアルバムで「孤独」という概念に違った光を当てることができたのだと思う。穏やかで柔らかな音像の“おまじない”、パンキッシュなサウンドがめちゃくちゃ新鮮な“ハリネズミ”などもいいが、やはり重要なのは最初と最後の曲だろう。とくにラストの“信じること”。ゆったりとしたメロディに乗せて、《誰かが差し伸べたその手で苦しくなるの/優しさに気づけたから》と孤独や孤立の苦しみすら肯定しようとする彼女は強い。Karin.の第一章を締めくくる、10代最後の作品。(小川智宏)

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