翼のはえた声

福原美穂『HANABI SKY』
2009年06月17日発売
SINGLE
福原美穂 HANABI SKY
1stアルバムを引っさげてのライブ・ツアーでは追加公演が超満員になるほどの大人気。メジャー・デビューから1年で、着実に実力派の地位を固めつつある福原美穂だが、広い年齢層のリスナーの心をガッチリつかむ握力には、やはりケタ外れのものを感じる。アーシーな温かみと強さを放つ安定したボーカルは、日本人の限界をひとつ超えた感じがあるし。「最近の若いコって、やたらヒップの位置が高いのよネ〜」的なオバサンの羨望さえも、愛着の念に変えてしまいそうなミラクル感。こんな娘が欲しいよあたしゃ。

シングル表題曲は、21歳の等身大の不器用な恋心を歌った歌詞と、素朴なギター・アレンジが瑞々しい。「うまく歌える」のが福原美穂の個性なのだが、ここではあえてシンプルなメロディーで自制しているような。なので、ディーバ・オーラがバリバリに炸裂したカップリング2曲のほうが聴いているほうも開放感があるのだが、しばらくはカワイイ路線もパラレルで打ち出していくと見た。未知数の大器なだけに、どう転んでも面白そう。(小田島久恵)
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする