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音楽を聴くという行為は、どこまでも個人的な経験であり、自分との対話にほかならない。そしてそれは、人は本質的に「ひとりぼっち」であることを自覚させるものでもある。PEOPLE 1はいつもそのことを鮮やかに思い出させてくれるバンドだ。1年半ぶりの新曲“金字塔”にも、孤独の色がべったりと張りついている。しかし、この曲は諦念に沈んでいない。パンクロック的なベースの立ち上がりも、ポップなサウンドも、「機動戦士ガンダム50周年 -Road to 50- プロローグソング」という大役を背負いながら、これまで以上に泥臭く「大衆音楽」に身を捧げる彼らの今を鳴らしている。だからこそMVでは「頑張らない象徴」である椅子を燃やし、「エンディングが決まっている物語」を走り続けるバンドでありながら《席は立たない》と宣言する。その決意は《ひとりで決めた》ものだとしても、その先には無数のひとりぼっちがいる。音楽への愛がある。バンドの未来がある。2分近いラスサビが、その覚悟の深さを表すように響いている。(畑雄介)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年7月号より)
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