Chara goes on

Chara『Dark Candy』
2011年04月13日発売
ALBUM
Chara Dark Candy
愛を求めて生きることを音楽にしてきたCharaが、永遠を見失った時に何を歌うのか。その答えはこのアルバム『Dark Candy』に詰まっている。「考えること」より「感じること」を今まで以上に優先したような楽曲たちは、より彼女の中から生まれたままの姿のように並んでいて、それが聴き手の感覚へと直結する。不意に涙が出たり、訳もなくワクワクさせられたりするのは、Charaがアーティストとして、心の中の喪失感も愛も全て恐れずに、それでいて真っ直ぐ純粋に音楽と向き合おうとする姿勢だったからだろう。だからこそ言葉とメロディが生みだすグルーヴはキャリア最高潮とも呼べる名曲が多く収録されている。例えば“ここにいて”で歌われた深みと重み、それに反比例したピュアな輝きや美しさは孤高のソウル・ミュージックとして形になった。そしてラストの“才能の杖”では彼女が音楽で自分自身の中にある力を、まるで大きな虹を描くように呼び起こす。それは再び愛をもって生きて行くこの先を照らすかの如く眩しかった。このアルバムを《最高》という言葉で締めくくった彼女に敬意を表したい。(上野三樹)
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