サミー・ヘイガーを首謀者とするスーパー・バンドから届いた新音源は、表題から察することができる通り、ロックダウン中にリモート・ジャム的手法で録られたもの。1曲目には新曲が収録されているものの、以降には…
自身初のバンドであるマイケル・シェンカー・グループのデビューから40周年。スコーピオンズ『恐怖の蠍団』収録の自身初の曲“イン・サーチ・オブ・ザ・ピース・オブ・マインド”を書いてから50周年。そんな記念…
エディ・ヴェダーが友人の子供を通して知った遺伝性の皮膚疾患、表皮水疱症のリサーチのチャリティ(EB Research Partnership)を去年11月に行った。そこで披露されたソロ新曲2曲に、去年自宅スタジオでレコーデ…
あわてん坊のサンタクロースさんからフライング気味に届いた、ちょっと早いクリスマス・プレゼント!?――この“アフターグロウ”は、昨年(2020年)12月21日にサプライズで届けられた、エド・シーランの久々のニ…
最近ではバングルスのスザンナ・ホフスと作った一連のカバー・アルバムが話題になったマシュー・スウィートの約2年ぶり、通算15枚目のソロ・アルバム。作詞作曲プロデュースから、ボーカルはもちろん、ドラムを除…
新編成ベスト3部作は『ザ・ロック・アルバム』、『ラヴ・ソングス』と続き、遂に完結編となる第3弾が到着。ホワイトスネイクと言えば、往年のリスナーにとっては初期の渋味を効かせたブルース・ロック時代を愛し…
ザ・バンドが『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』(68年)、『ザ・バンド』(69年)に続き70年に出したサード・アルバムも50周年記念としてマルチ・フォーマットの本スーパーDXボックスや2CD、LPがロビー・…
オリジナル・アルバムとしては4年前の『エヴリ・カントリーズ・サン』以来、通算10枚目の節目を飾る本作。一方、モグワイといえばこの10年、並行してサウンドトラックの制作をライフワークにしており、この間にも…
活動休止を待たずに6年前にワン・ダイレクションを脱退したゼインの歩みを振り返ってみると、然るべきファンファーレを伴って登場したファースト『マインド・オブ・マイン』は、アトモスフェリックなR&Bという新…
昨年1月にリリースされた『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』のデラックス盤だが、オリジナルの20曲に加え、新曲16曲(Side B)を加えた2枚組仕様になっている。最近オリジナルを発売したあとに新曲…
2021年も英国のロック・シーンは話題が尽きそうにない。牽引した先発組が勝負の2作目を世に問い、それに続くフレッシュな若手のデビュー作が控えている。後者の代表がブラック・カントリー・ニュー・ロードやスク…
間違いなく意図的にアヴリル・ラヴィーンのデビュー作『レット・ゴー』を参照したであろうジャケットに、まず目を奪われる。そして再生してみれば、サウンド面においても2000年代初めより隆盛したアヴリルを筆頭…
バイセップは北アイルランド出身のダンス・ミュージックのデュオ。2017年にリリースした1stアルバムが英ナショナル・チャートのトップ20にランクされるヒットとなった。本作はそれ以来の2作目だ。 彼らはデビュ…
2年前に「これっぽっちもグレイトじゃないブリテン」なる挑発的な題のデビュー作でUK平民層ヤングの心象風景を腑分けし、世代の代弁者として注目を集めた英ラッパー。ライムのスキルだけではなく愚者/道化師的な…
いまだに!もっとも過小評価されているのがザ・ホワイト・ストライプスだ。99年の衝撃的なデビュー、そして11年の解散から、もう10年が経過した。その後のジャック・ホワイトはザ・ラカンターズ、ザ・デッド・ウ…
トラヴィス・スコットやニッキー・ミナージュ等が参加した1stアルバム『Die Lit』が全米アルバム・チャート3位を獲得したプレイボーイ・カーティ。その続編として、自身の最高傑作が出ることを2020年頭から予告し…
近年のウィーザーの多作ぶりの背景には、メンバーの意識変化があったように感じる。2019年の2枚のアルバムがメンバー同士で楽しんで作ったカバー・アルバム(『ティール・アルバム』)と、リヴァースが一人でピア…
ここしばらく「若くてイキのいいUKロック・バンドがどんどん出てきてる」とか「サウス・ロンドンのシーンが活発で云々」などといった言説が盛んに聞かれるようになった。そんな中でも特別な存在感を際立たせるの…
前作『コンクリート・アンド・ゴールド』では、シーアやアデルを手がけたポップ畑のプロデューサーであるグレッグ・カースティンを起用し、音楽性の拡大にググッと踏み込んでみせたフー・ファイターズ。続く本作…
このニック・ケイヴの最新ライブ盤は、2020年6月にロンドンの由緒ある宮殿《アレクサンドラ・パレス》で行われ、世界中に生配信された無観客ソロ・コンサートの模様を完全収録したもの。もともとケイヴは19年に「…
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