未発表の新曲を10曲やることを告知したうえで行った、そして10曲じゃなくて12曲やった、さらにアンコール3回で過去の曲も8曲演奏した、2021年11月4日の東京ガーデンシアターを映像作品化したのが、これ。1年後、そ…
昨年10月に配信された“空白の居場所”でKarin.は他者の存在が自らの喜びに直結していることを歌った。深い孤独の中で居場所を探していたところから、次なる場所に歩を進めたことがわかる楽曲だったわけだが、この…
既発の4曲に、アップリフティングなビートに乗せ歌われる自問自答を通じ喪失から立ち上がる様を描いたリリックが感動的な表題曲と、フォーキーなメロディに石若駿のピアノが絶妙に華を添える“Smile”が加わった6…
人の胸を打つ表現とは? この問いに対する回答は様々な形がありそうだが、「新しい視点を受け手に提示する表現」というのは、有効なもののひとつだろう。ヤバTも、まさしくそういうバンドだ。彼らの音楽の核にある…
Aimerにとって2023年初のフィジカルリリースとなる今作は、TVアニメ『NieR:Automata Ver1.1a』のオープニングテーマ“escalate”を表題曲とする21stシングル。2016年の名バラード“tone”に続いて春尾ヨシダが作曲…
昨年6月の大阪城ホール公演の模様を収めた映像作品。2022年は、Saucy Dogにとってあまりにも大きな飛躍の年となった。もちろん、“シンデレラボーイ”の特大ヒットによる追い風は大きいが、あくまでも同曲は、既に…
自ら刻んだロックンロールのスリルとカオスと歓喜の最長不倒記録を、次の瞬間の新たなポップとロックのスタートラインとしてさらに激走していく――。そんなUNISON SQUARE GARDENのライブ最大の魅力が、かつてない…
The BONEZ/ストレイテナー/ACIDMAN/山嵐/PES/10-FEET/MAN WITH A MISSION/04 Limited Sazabys/BRAHMAN/MONGOL800/RED ORCA/ROTTENGRAFFTY/HEY-SMITHといった精鋭アーティストが集結していることもさる…
SEKAI NO OWARIのライブエンターテインメントを鑑賞するたびに、音楽ライブの可能性――どういった空間やストーリーの中で音を鳴らすと日常的にはたどり着けないところにまで思考や想像を広げられるか、ということ…
2022年にMr.Childrenのデビュー30周年を記念して行われたツアー。6ヶ所12公演の中から、ファイナルである6月19日のヤンマースタジアム長居と、デビュー記念日である5月10日に行われた東京ドームの公演の模様が、今…
青と黄が混ざると緑になるように、バンドは異なる個性を持ったメンバーが融合し、尊重し合うことでできあがる、ひとつの生命体だ。そこから生まれた音楽は、リスナーの手に届くことによりまた新たな色が重なり、可…
混じりけのないバンドサウンドに乗せて、夜中にひとりで綴る日記のような、はたまた、女子会でのくっちゃべりのような、何はともあれ、どうしようもなく「歌」でしかない歌たちが響いている。恋も、喪失も、怒りも…
NICO Touches the Wallsが活動終了を発表したあと、しばらくして光村龍哉が各地でゲリラ的なライブを行っているという情報を聞いて、まぶしいオーラと艶やかな歌声を持った彼が、ボーカリストで在り続けてくれてホ…
全7曲収録のコラボレーションアルバム。一般的に「コラボレーションアルバム」というと、外部のアーティストと交わって制作されるイメージがあるけれど、今作はOKAMOTO'Sのメンバー同士が交わって生み出されたもの…
2023年6月29日の東京ドーム公演をもって解散する6人にとって、これがこのチームで過ごす最後の夏だった。2022年10月2日に開催された、グループ史上最大規模の野外ワンマンライブが映像化。メンバーの人柄が出たふ…
楽曲単位で言えば“Family Song”から最新の“異世界混合大舞踏会(feat. おばけ)”までを収録した、ミュージックビデオ集の第2弾。星野源の音楽性が際限なく進化・発展して活躍の場を広げていったのと同時に、都…
阿部真央の新しいアルバムを待っていた。約3年ぶりである。この新作は彼女の歌声の魅力を、その豊かな表現の広がりを存分に感じさせてくれる。素晴らしい。1曲目“Just be alive”で響く穏やかで伸びやかな歌声が…
坂本真綾の33枚目のシングルは、WOWOWオリジナルアニメ『火狩りの王』のエンディングテーマ“まだ遠くにいる”と、現在放送中のTVアニメ『REVENGER』のエンディングテーマ“un_mute”を両A面に、自身が作詞作曲を…
今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで認知を拡大している3ピースバンド、マルシィ。彼らの2023年一発目のリリースは、“白雪”や日本以外のアジア圏でもバイラルヒットしている“未来図”でもタッグを組んできた百田留衣…
秒針が時を刻む音とピアノだけが響く、静かで孤独な場所からこの曲は始まる。どこまでも内面に潜っていくようにして、稲生司(Vo・G)は言葉を紡ぐ。自分の弱さを受け止め、それでも信じられる愛を描き、ツアータ…
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