the GazettE、結成18周年記念ライブ『DAY/6576』開催! その全貌を、リリース目前のふたつの映像作品から占う貴重インタビュー

the GazettE、結成18周年記念ライブ『DAY/6576』開催! その全貌を、リリース目前のふたつの映像作品から占う貴重インタビュー

ツアーファイナルというと、どうしても硬い空気になっちゃうんですけど、なるべく肩の力を抜いてやりたかった(RUKI)


――まず『第九』は、振り返ってみて、どんなライブでしたか?

REITA ツアーで培ったものはしっかり出せたかな。結構、ツアーファイナルって、思うようにいかないことも過去はあったんですけど、今回はしっかり手ごたえがありました。

――それは『NINTH』が、ライブ向けのアルバムであるところとも関わっていますか?

REITA そうですね。セットリストを組む時も、(『NINTH』の収録曲を)全曲入れていたし、この曲はライブでどうにもなんねえなっていうものがなかったので(笑)。

RUKI 「どうにもなんねえな」って(笑)。

――いや、わかりますよ(笑)。音源として作り込んでしまうと、ライブで披露する際に頭を悩ませるということですよね?

REITA そう(笑)。このツアーが終わったら、しばらくライブでやらないんだろうな、っていう曲も、アルバムによってはあったりするじゃないですか。それも今回は1曲もなかったです。

――キラーチューンや初期曲が混ざった流れもスムーズでしたよね。

RUKI 『NINTH』自体が、今までやってきたことを踏まえて作ったので、うまく流れが作れたんだと思います。昔は(過去曲をセットリストに入れることに)抵抗がありましたけどね。アルバムの世界観がしっかりしていると、別物みたいになっちゃうし。でも、こういうこともラフにできるようになりました。

――『NINTH』のツアーだから、その収録曲で本編が終わってもいいところを、『第九』の本編ラストは“関東土下座組合”だったじゃないですか。でも、その違和感もなかったです。

RUKI アンコールの終わりで締めくくりたいと思っていたので、そこに(『NINTH』のラストの)“UNFINISHED”を持ってきたんですよね。

――なるほど。そんなアンコールでは“貴女ノ為ノ此ノ命。”というレアな初期曲も披露されましたね。

RUKI そのへんもラフにやりたかったんです。「昔の曲をやりまっせ!」っていう感じじゃなくいきたかった。それが目標でもあったんですよね。

――さきほどから「ラフ」という言葉を連発されていますが、横浜アリーナを「ラフ」と言い切れるというのは、バンドの成長なのかなと思います。

RUKI そうですね(笑)。ツアーファイナルというと、どうしても硬い空気になっちゃうんですけど、なるべく肩の力を抜いてやりたかったんです。あと、(映像作品には)何日もかけてリハーサルをやっているようなストイックなところは入っていないんですよ。なんで撮っていないかな!?っていう(笑)。だから、ふらっとステージに立っているような感じは出ていますよね。

REITA 本当はだいぶ準備しているんですよ(笑)。

RUKI 寝ずにやったりね。

REITA まあ、ふらっと出てきてやっているほうが、かっこいいしね(笑)。

――オーディエンスも「ツアーファイナルだから」とか「アリーナだから」って気張っていないように見えたんですが、ステージから見ていていかがでしたか?

REITA 最初からいい空気を作ってくれていましたね。このツアーはZeppからホールまで、いろんな距離感のライブをたくさんやったので、初めて観た人も少なかった思うし、そうやって味わいつくした最後の日っていうことで、あまり緊張していなかったんでしょうね。初日のほうが緊張していたと思います、僕らもですけど。

昔はね、ステージも楽屋も変わらない人に憧れたんですけど、そもそも自分に合わないっていうか(笑)。違うから面白いっていう(REITA)


――『第九』は演出も凝っていましたし、the GazettEはデカ箱が似合うなあと、改めて思いました。

RUKI そうですね。デカ箱だし大盛りで見せたいとは思っていました。

――とはいえ、同日リリースされる映像作品『LIVE IN NEW YORK&WORLD TOUR19 DOCUMENTARY THE NINTH[99.999]』に収録されている小さめの箱の海外公演も、メイクや衣装、セットはシンプルなんですけど、パフォーマンスそのものは横浜アリーナと変わらないですよね。

RUKI 変わらないですね、全然。

REITA 規模によってパフォーマンス、変えられないですからね。

――でも、ライブハウスだから火が点いて攻めのパフォーマンスをするバンドもいる中で、the GazetteEの魅せるところは魅せて、攻めるところは攻めるバランスは、アリーナでもライブハウスでも変わらないですよね。しかも、海外でも国内でも変わらない。

RUKI ああ、意外とステージにいるぶんには、どこも変わらないんですよ。狭すぎるとメンバーと当たるから動けないっていうのはありますけど(笑)。

――(笑)。ギャップがあるのは和やかな楽屋とアーティスティックなステージですよね。『LIVE IN NEW YORK&WORLD TOUR19 DOCUMENTARY THE NINTH[99.999]』にはドキュメントも収録されているので、そういうところも感じました。本当に、ステージに立つことでスイッチが入るバンドなんだなあって。

RUKI REITAくんは、特にそうだよね(笑)。

REITA そうっすねえ(笑)。昔はね、ステージも楽屋も変わらない人に憧れたんですけど、そもそも自分に合わないっていうか(笑)。ステージと楽屋が違うから面白いっていう。SEの手前でスイッチが入るのは、いいことなんだと思います。

RUKI ただドキュメントを観ると、(楽屋で)あまりにもカメラを意識していないっていう(笑)。やたらカットが増えました(笑)。なんで俺、海外ツアーにジャージで行こうとしたんだろう。

――(笑)。『第九』で『NINTH』のフェーズはひと区切りで、3月の『DAY/6576』から新たなフェーズがはじまると捉えていいんでしょうか?

RUKI いや、(映像作品の)編集をしていたので、今やっと(『NINTH』が)終わったなって思っているところです(笑)。

次のページ(初めての会場は)イメージが湧かなくて。それはそれで、いいんですけどね。リハのないフェスに出させてもらう時の気持ちに近い
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする