タイム誌の最も影響力のある人物100人選の最新版のアーティスト分野でマイリー・サイラスが選出されている。マイリーの選評としてカントリー界の女王でホイットニー・ヒューストンの"オールウェイズ・ラヴ・ユー"のオリジナルを書いたアーティストとしても名高いドリー・パートンは次のようにコメントを寄せている。

「マイリーがどれだけ頭がよくて才能に恵まれているか知らなかったら、わたしもマイリーの心配をしてたはずよ。でも、わたしもマイリーが成長していく様子を見てきたわけだからね。だから、心配はしないの。マイリーには自分がなにをやっているのかよくわかっているはずだから。マイリーは『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』（マイリーが14歳から19歳まで出演していた人気テレビ・ドラマ）でやってきたことにすごく誇りを持ってた様子だったけど、世の中は一生マイリーをハンナのままでいさせようとしている感じだったからね。マイリーはその状況に息が詰まって窒息しそうになってたんだから。だから、本当に劇的なことをやらなきゃならなかったの。で、それをやっただけの話よ。言いたいことを言って、自分の居場所を確保して、さらなる影響力をかちとったの。"レッキング・ボール"なんて本当にいい曲だもの。アルバム全体が本当に素晴らしいわ。だから、これからはもっとリラックスして自分に本当はどれだけの才能があるのか、披露していけるようなことになれば嬉しいと思うわ。あの子はちゃんと曲が書けるから。あの子、歌えるし。頭いいしね。それにあんなに劇的なことは本当はやらなくていいんだから。でも、やってきたことについては敬意を表してあげたいのよ。わたしだって、自分の好きなようにやらせてきてもらったんだから、マイリーだって好きなようにやって当然じゃない?」

ドリーも子供タレントから本格的なアーティストとして大成した経歴がある。