イエス、容赦なきバンドのドラマを振り返る

イエス、容赦なきバンドのドラマを振り返る

新作『ヘヴン&アース』を7月16日にリリースしたイエス。『こわれもの』『危機』完全再現で11月に来日を果たす彼らのインタヴューが、発売中のロッキング・オン9月号に掲載されている。

1969年のイエス結成から世界的プログレ・アイコンへ昇り詰めるまでを詳細に語った内容で、ピーター・バンクス、クリス・スクワイア、ジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、リック・ウェイクマン、ビル・ブラッフォードたちがインタビューに応えている。

ビル・ブラッフォードはインタビューの中で「アンダーソンが書いて来る曲はどれもそのままではあまりに不格好で、あちこち大幅に手を入れなければ聴けたもんじゃなかった。ウェイクマンは、本人のアイディアは大したことなかったけど、誰かが持ってきたいまいちなアイディアをとびっきり上等なものにするのは得意だったんだ」と皮肉まじりに話すと、リック・ウェイクマンも「ビルがそう言ってくれたとはうれしいね。でも、イエスのメンバーはみんな、凡庸なアイディアやすばらしいアイディアを思いついては、それを生き生きと再現していたからね」と応えている。

また、結成時から唯一在籍し続けているオリジナル・メンバーのクリス・スクワイアは「青写真の段階で、イエスではヴォーカルの重厚なハーモニーを聴かせつつ、演奏テクニックの高さも売りにしたいと考えていた。このバンドに加入するなら、その点が絶対条件になったね」とそれぞれが意識の高さを窺わせている。他にも『危機』というアルバムがどのようにつくられたのか、その手応え、『海洋地形学の物語』を経てのバンド内の対立までが赤裸々に綴られた記事となっている。


『ロッキング・オン』9月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/106481

●リリース情報
『ヘヴン&アース』
発売中
MICP-11165 2,700円+税

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