マドンナ、キム・カーダシアンの人気は今の時代を象徴していると語る

マドンナ、キム・カーダシアンの人気は今の時代を象徴していると語る

3月11日に新作『レベル・ハート』をリリースしたマドンナだが、カニエ・ウェストの妻でセレブ・タレントとして知られるキム・カーダシアンの人気について、今の時代の象徴だと語っている。

ザ・サン紙の取材に応えたマドンナはキムに実際に会ってみたら気が合ったと明かしているが、キムの有名人としての立場は特にアーティストであることで成立しているものではないとも付け加えている。キムは友人のパリス・ヒルトンとよく連れ立っていたことから次第にメディアでの知名度を高め、その後、交際していたR&Bアーティストのレイ・ジェイとのセックス・ビデオが流出したことから、一躍注目を浴びることになった。やがてリアリティ番組などに出演する機会を得て、タレントとして活動するようになったが、こうした経歴についてマドンナは次のように語っている。

「キムのテレビ番組は観たことがないし、キムが出てたというセックス・ビデオも観たことがないし。でも、キムのことは知ってるし、ちょっと話したこともあるんだけど。すごくやさしい子よ。アーティストでもないのにこれほど有名なことに驚くかって? むしろ、それは今の時代というものを象徴してるんじゃないのかしら」

なお、マドンナはカニエを自分にたとえて、次のようにニューヨーク・デイリー・ニュースに先頃語っている。

「カニエは新しいマドンナなの。カニエは黒いマドンナなの。わたしたちは共通した領域を広げてきたことを知っているし、自覚しているのね。わたしたちは限界を広げていくというジャンルでの同志なの」

また、同じインタヴューでマドンナはSMをモチーフにした官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』について触れてかなり食い足りなかったと感想を話していて「『苦痛の赤い部屋』での描写もちょっとしかなかったのにがっかりしたわ。ずいぶん大人しい内容なのよね。ぶっちゃけ盛りがついてるだけっていう内容よ」と評している。

さらに新作収録曲"S.E.X."については自身の体験をベースにしていると語りつつも、自分の行為のビデオなどは録りたいと思ったことはないと次のように語っている。

「自分のことは録画したことはないの。人と触れ合うことの究極の形は誰かと一つの部屋で一緒に過ごすことで、そこではエレクトロニクス機器は一切使ってはだめなのよ」

また、『レベル・ハート』は今週末にイギリスでリリースされるが、ノエル・ギャラガーの新作『チェイシング・イエスタデイ』のすでに3倍のセールスを記録しそうな見込みになっているという。

(c) NME.COM / IPC Media 2015
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする