B・B・キングの死に不審点はないと検死結果により明らかに

B・B・キングの死に不審点はないと検死結果により明らかに

5月に他界したB・B・キングの娘たちがB・Bは毒殺されたのではないかとマネージャーとアシスタントを訴えていた事件で、B・Bの弁護士は検死の結果、不審な点はなかったことを明らかにしている。

B・Bは5月14日に他界したが、個人アシスタントのマイロン・ジョンソンはラスヴェガスの自宅で在宅ホスピスを受けていたB・Bに付き添っていて、14日の臨終にも病床に立ち会っていたが、遺族はひとりも立ち会っていなかったという。その後、娘であるカレン・ウィリアムズとパティ・キングは遺族がB・Bとの面会を生前から阻まれていたことを訴え、さらにB・Bのマネージャーのラヴァーン・トーニーとジョンソンの両名がB・Bに毒を盛るなどして死期を早めたに違いないと訴えてもいた。また、トーニーがB・Bの遺産管財人に指名されていることや遺書にも不審な点があると訴えていた。

しかし、その後、娘ふたりの要請に従って行われた検死によって、B・Bの死因はアルツハイマー病、動脈や心臓の機能不全、生活習慣病型の糖尿病によるものだということが明らかになったとB・Bの弁護士のE・ブレント・ブライソンは発表していて、「こうして虚偽の言いがかりによって必要のない検死作業をキングさんの遺体にほどこさなければならなかったのは本当に残念だったとしか言いようがありません」と語ったとABCラジオ・ニュースが伝えている。

さらに娘ふたりはジョンソンらによってB・Bに対する虐待も行われていたはずだとも訴えていたが、こうした嫌疑はすべて「根拠のないものでそうした証拠はみつからなかった」とブライソンは説明していて、これまでの捜査でもB・Bの死に事件性はないことははっきりしていたが、今回の検死結果によってその死について一切不審な点がないことが証明されたとも語っている。さらにブライソンは次のように声明での説明を続けている。

「トーニー女史もジョンソン氏も、キング氏の子供たちの一部によって起こされた今回のような虚偽による非難すべき訴えがただの言いがかりだったと判明して大変喜んでいます。これでようやく、魔女狩りはもうやめにして、世の中のみなさんにはキング氏の遺した音楽作品に専念してもらい、キング氏を安らかに眠らせることもできるのではないでしょうか」
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