HYDE、超ミニのセクシードレスで誘惑!「HALLOWEEN PARTY 2015」幕張最終日レポ!
2015.10.30 15:35
2015年10月23日~25日にVAMPS主宰のライヴイベント「HALLOWEEN PARTY 2015」が幕張メッセ国際展示場9・10・11ホールにて行われた。この記事ではその3日目となる2015年10月25日のレポートをお届けする。
「ドーン!」という凄まじい雷鳴が轟いたあと、ランウェイステージの中央の奈落から登場したのは、幕張3daysすべてのオープニングパフォーマーを務めたTommy heavenly6だ。頭にベールをかぶったカジュアルなゾンビ花嫁姿で、最新作『Tommy's Halloween Fairy tale』から新曲をメドレーで披露した。
2番手はBREAKERZ。ステージには黄色いTシャツを着た実況アナウンサー風の男性の姿、そしてスクリーンには、「24時間HALLOWEEN PARTY 2015 マラソン」というテロップ。すると、会場の後ろからDAIGOが100キロマラソンの姿で走って登場。あの時、武道館の入り口で彼を待っていたゴールデンボンバーに扮したBREAKERZのAKIHIDEとSHINPEIとサポートメンバーが待つランウェイステージ上でゴールし、会場も両手を左右に揺らし“サライ”を合唱。「HM! 走り(H)ましたー(M)!」とDAIGOが宣言すると、“RUN AND RUN”を合図に、彼らの本領であるロックバンド・モードへ。最後に新曲“YAIBA”からアッパーなタオル回しチューン“灼熱”へと続け、熱いステージを見せつけた。
3番手は、でんぱ組.inc。メンバーの相沢梨紗がデザインした6人6様のカラフルなミニドレスのゾンビ姿で、ハロウィンにぴったりな“永久ゾンビーナ”を披露。「普段ハロウィンは家にいがちなんですけど、こんな素敵なイベントに引っ張り出して頂きありがとうございます」とコメントし、アッパーなポップナンバーを連発し、会場を大いに盛り上げた。
去年、LINEのスタンプに仮装し観客の度肝を抜いたゴールデンボンバー。今年は、鬼龍院翔がマクドナルドのドナルド、歌広場淳が「コンタックの風邪薬のキャラクター」、喜矢武豊が人形ロボット「Pepperくん」、樽美酒研二が「2011年7月ぶりですね」と、黄色いレオタードの地デジカ姿という、予想の斜め上をいく仮装で登場。「ゴールデンボンバーの曲はいろいろややこしい振り付けがあります。出来なくても大丈夫です。僕らも今日ほとんど出来ません」と、ベンチに座った状態のキリショーが言う。だが最後に披露された“女々しくて”では、全員で黄色いポンポンを持ってランウェイステージで歌った。
SPECIAL ACT STAGEに登場した最終日のスペシャルパフォーマーは、Silent Siren。全員が白うさぎ風のコスチュームでパフォーマンスし、彼女たちらしい華やかなポップスを、元気いっぱいに披露してみせた。
続いてはお待ちかねのVAMPSの登場。ステージ上のクモの巣の扉が開くと、レーザーの光が激しく交差するそこには、映画『マッドマックス』のウォータンクを彷彿させるマッドで巨大な車に乗る口元をメタルマスクで覆ったK.A.ZとHYDEの姿が。女帝アウンティ・エンティティに扮したHYDEは金髪をなびかせ、太ももの上辺りまでの超ミニのシルバードレス、黒のホットパンツとメタリックなサイハイソックス&ロングブーツ姿で、いつも以上に力強い声で“EVIL”を歌う。『マッドマックス』最新作で火炎放射器付きのギターを弾くドーフ・ウォリアーに扮したK.A.Z、Ju-kenはモヒカンのウェズ・ジョーンズ、JINはイモータン・ジョー、ARIMATSUはマックスと、メンバー全員が歴代の『マッドマックス』のキャラクター姿だ。「全然萌えないのわかるよ。でもね、これしかなかったの」ホットパンツとサイハイソックスの間から覗く太ももが妙に艶かしいHYDEが、今回自分たちが歴代の『マッドマックス』のキャラクターに仮装した理由を客席に説明した。
最後は、5日間を締めくくるHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA。ステージにはHJOのメンバーであるVAMPS、BREAKERZ、軍服姿の明希(シド)、Tommy heavenly6、逹瑯、分島花音に加え、YUKI、Hiro、Shinya、そして青木隆治、ゴールデンボンバー、でんぱ組.inc、Silent Siren、Booing!!! の姿も。マッドコンダクター、HYDEの気まぐれな指揮に惑わされてもギターソロを弾き続けるYUKIに、DAIGOが何度もバズーカのスモークを容赦なく浴びせる。青木隆治とHiroをひっかけようと奮闘するうち、どんどん前屈みになっていくHYDE。客席に向けたお尻を押さえ、スカートで隠す仕草に会場から大歓声が上がる。
レディー・ガガの“Poker face”にあわせて行われる「アフリカの子供たちのゲーム」では、anisが強制的にアウトにさせた喜矢武Pepperくんが、ランウェイ中央に登場したマネキンにはりぼてのマスクをつけたままキス。マイファスHiroがペナルティを受けると、「マイ・ファースト・キスにして」とanis。照れながらそっと口づけるHiroに、「今まででいちばんリアルだった」とanis。両手で顔を隠してステージに戻るHiroの後は、がんばって食い気味で太鼓を叩いたHYDEが犠牲に。マネキンに顎クイしてキスする金髪HYDEに、会場中から、「きゃーー!!!」という歓喜の悲鳴が。その後、100キロマラソンを走り終えた際に「抱きしめてください」とHYDEにツイートし、「抱いたる」とリプライをもらったもののまだ抱かれてないというDAIGOをHYDEがハグ。猛烈に嬉しそうなDAIGOの顔がスクリーンに映り、「やったー! 耳元でHYDEさんが”よくやった”って言ってくれた。走ってよかった~」と喜ぶDAIGO。彼とHYDEが各出演者に感想をたずねると、「年々洗練されていく」と逹瑯。「毎年ハロウィンから1年のスケジュールを決める。オファーが来なかったらガチで病むと思う」と明希が言うと、DAIGOが大きくうなづく。マイファスのHiroも、「僕の人生で史上最高に楽しいイベントでした。来年も出させてもらえるようがんばります」と宣言。「今日は何もやってないんで」と青木隆治が口マネで花火を上げ会場に華を添えると、思わずHYDEが、「寂しいね。これで終わるの」とつぶやき、「ハロロスしちゃいますね」とDAIGO。「みんなの力がないと開催出来ないんでよろしくお願いします。HSだね。ハロウィン(H)最高(S)!」というHYDEの言葉を合図に、ステージから降りて客席にお菓子を振りまくメンバーたち。最後にHYDEが会場に向かって「ハッピー・ハロウィン! また来年会おうぜ!」と叫んだ。こうして「HALLOWEEN PARTY 2015」は幕を閉じた。
カメラマン:今元秀明、緒車寿一、田中和子