トゥー・ドア・シネマ・クラブ、1/12東京公演を速報レポート

トゥー・ドア・シネマ・クラブ、1/12東京公演を速報レポート

昨年10月にニュー・アルバム『ゲームショー』をリリースし、現在来日ツアー中のたトゥー・ドア・シネマ・クラブ。

RO69では、昨日1月12日(木)に東京・新木場スタジオコーストで行われた東京公演初日のオリジナル・レポート記事をお届けします。

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【トゥー・ドア・シネマ・クラブ @ 新木場スタジオコースト】

トゥー・ドア・シネマ・クラブ! 素晴らしかった。全19曲、1時間半弱はあっという間だった。昨年観たサマーソニックのライブよりはるかに良かった。サマソニ観たからいいや、とパスした方、残念でした。

まず驚かされたのは、演奏面の圧倒的な充実だ。歯切れのいいギター・カッティングとドラムス。サポートの2人、特にドラムスのベンジャミン・トンプソンの手数の多いドラミングが最高。打ち込みと生演奏のバランスが素晴らしい。ダンサブルでテンポの速い四つ打ちでぐいぐい観客を乗せていくのは、ちょっと最近の日本の若いバンドに共通するものがあるが、TDCCの演奏はバネが2つも3つも違う感じで、下半身を直撃する抜群のグルーヴが否応なく体を動かす。バンド・サウンドの充実によるグルーヴの旨みが以前のTDCCとは違うところで、サマソニ後に世界各地を旅してまわった成果がはっきり出ている。

そしてマリンフィールドのオープンエアの空間に比べ、音が拡散しないスタジオコーストの空間は、このバンドの柄に合っていて、音がソリッドでタイトにまとまって、サウンドの密度が圧倒的に濃い。なのでバンドの演奏力の高さもよくわかる。アレックスのヴォーカルも快調だ。

最新作『ゲームショウ』のツアーの割にはファーストの『ツーリスト・ヒストリー』からもっとも多く演奏されたのはちょっと驚いたが、ファン・サービスというより、現在バンドの持てる最良のものを出し惜しみなく提供しようとする誠実さの表れとみた。ショウの終盤“I Can Talk”あたりの盛り上がりにはぐっとくるものがあった。

映像はなし、照明も簡素なもので、これという演出も大がかりな舞台セットもない。MCも必要最低限で、観客と積極的にコミュニケーションをとろうという意思も見えない。ひたすら演奏を続けているだけだ。だが抜群の演奏と必要にして十分なアレンジ、これでもかと畳み込まれるポップなメロディとダンサブルなビートで、ぐいぐいと観客を引っ張っていく。なにより演奏そのもの、楽曲そのもの、音そのものが雄弁に彼らを物語っていたのだ。

客の入りはやや物足りなかったし、新作のチャート・アクションも前作に比べればもうひとつだ。だがバンドは間違いなく前進・進化している。このツアーで世界中を回り、一回りも二回りも大きくなって僕たちの前に戻ってきてくれるに違いない。(小野島大)

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なお、トゥー・ドア・シネマ・クラブはこの後も東京で来日公演を行う。

公演の詳細は以下の通り。

●ライブ情報
「TWO DOOR CINEMA CLUB JAPAN TOUR 2017」
東京
2017年1月13日(金) 新木場スタジオコースト
OPEN 18:00/ START 19:00
TICKET オールスタンディング¥6,500(税込/別途 1 ドリンク)
※未就学児入場不可
<問>クリエイティブマン 03-3499-6669

更なる公演の詳細は以下のサイトで御確認ください。
https://www.creativeman.co.jp/event/tdcc2017/
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