木村拓哉×三池崇史、「俳優と監督の幸福な関係」を語る

木村拓哉×三池崇史、「俳優と監督の幸福な関係」を語る - 『CUT』 5月号『CUT』 5月号

トップスターとして長らく輝き続ける木村拓哉と、娯楽作から意欲作まで数多く手がけ、日本映画の世界で独自の存在感を放つ監督、三池崇史。日本エンターテインメント界の先頭を走る2人の表現者の貴重なツーショットが、現在発売中の『CUT』5月号の表紙巻頭で実現した。

木村拓哉と三池崇史は、不死身の身体を持つ男の戦いを描く時代劇アクション・コミック『無限の住人』の映画化で、初タッグ。表紙巻頭の対談では、実写不可能と言われたこの作品を通して確信した、俳優と監督のエキサイティングかつ幸福な関係について、熱く語り合っている。

「今、冷静に考えると、そのときの三池さんのひと言がやっぱり監督の采配だったんだろうなって思うことがあって。(クランクインの日に)『おはようございます』って言ってくれた後に、ひと言、『万次来たよ』って言ってくれて、作業が始まったんですよ。そのひと言が全部だった感じはありますね」(木村)

「『万次につまんないこと言うなよ』っていう感じは、ずっとありましたよね。(片目を潰して)実際、動いてもらった結果わかったのが『見えねえ』みたいな(笑)。でも、絶対に音を上げない。実際は、目を開いてるかどうかも見えない、引きばっかり撮る日もあるんですけど、本人の中で、万次を演じるには、どんなときでも万次にならなければいけない、それは曲げられないという枷をはめてましたよね」(三池)

三池崇史が、「何かが起こる」と語った『無限の住人』。その出会いの必然と、映画を通じて体感した互いの魅力について語り合う、必読の対談だ。妥協を許さない表現で、唯一無二の光を放ち続ける2人だからこそ撮れた、男の魅力がぶつかり合うフォトセッションも見逃せない。

『CUT』 2017年5月号
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143692
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