12月6日(水)のニューアルバム『にゅ~うぇいぶ』リリースを挟むスケジュールで、年明け2月まで全国29公演が繰り広げられる「ヒッサツマエバ〜とぎなおし〜'17-18ツアー」のソールドアウトの渋谷TSUTAYA O-EASTを観た。会場によってゲストを迎える日もあるのだけど、この日はワンマン。
ネタバレには気をつけますが、何も情報を知りたくない方は以下、閲覧にご注意を。
びっくりするぐらい、キュウソが攻撃力を上げて来ているステージだった。選曲も、畳み掛け方も、もちろん熱量も。ネズミの顔をした獰猛な音楽キメラが、最初から最後までずっと暴れまわっている感じ。
で、それがバンドにとってのある種の危機感を前提にしているのだということも分かった。キャリアを重ねて、今だからこそ味わう危機感である。キュウソネコカミの根源的な、名は体を表す反骨精神の部分で、どうしてもアグレッシブに成らざるを得ないツアーなのだろう。すごかった。
ただし、楽しませるところは楽しませる、聴かせるところは聴かせるというバランスがギリギリで保たれているクレバーさも、キャリアの経験値を感じさせて見事だった。ネタバレ控え目で、後日あらためてレポートします。(小池宏和)
【速報】キュウソネコカミ、ツアー3本目を観た。今後の各地公演は覚悟して臨んだ方がいい、という話
2017.10.28 12:15