「私たちは誰かの光、誰もが誰かの光」――miwaが最新作『We are the light』制作にあたって掲げたテーマである。
LAでのライティングセッションを経て完成した最新作『We are the light』。miwaのmiwaたるゆえんを感じる歌詞とメッセージがダイレクトに伝わってくるこの曲は、“ヒカリヘ”、“Delight”といったスケール感のある代表曲を彷彿とさせる。
miwaが最新作に込めたメッセージ、またセッション現場で起こった出来事、本人の実感を含めて、しっかりと話を訊かせてくれた。
以下、『ROCKIN'ON JAPAN』12月号に掲載のインタビューより、発言の一部をお届けする。
インタビュー=小栁大輔 撮影=北島明(SPUTNIK)
「がむしゃらに音楽をやりたい」みたいな。シンプルに言うと「とにかく音楽をやりたい」っていう、そんな気持ちでしたね
「いい曲ができてる気がする」「これはいい曲なんじゃないか」っていうモードで突っ走ることは大事だなと思いましたね。曲に対するモチベーションが上がっていって、そのスピードもジェットコースターみたいだったし、「すごいなあ」って
知らない人に心を開いたりするのが苦手だし、人の前で鼻歌も歌えないぐらいの人間だから。そういう恥ずかしさを少し開放して「他の人とモノを作ってみる」っていうところに行けたのは勇気になった
この世界に本当の意味での独りぼっちなんてなくて、どんなに真夜中でも明かりはついていて、それは誰かがどこかで生きている証だと思うんですよね。意図してなくても誰かの希望になることもあるし、それを信じたいなと思って
自信がなくても、胸を張って「生まれ変わっても、また私になる」って決められるかは、この時の私にとってはすごく大事なことだったと思います。そんな自分になりたいし、そんな自分に音楽をやっていてほしいと思うし、そんな音楽を聴いてくれる人に届けたい。そういう思いでした