なお、チャットモンチーにとって映画タイアップは今回で4作目となる。
同作は、2010年に「Yahoo!知恵袋」に投稿された「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」という質問が話題となり、内容にインスパイアされた「ほぼ日P」がボーカロイド・初音ミクで作った同名オリジナル楽曲を発表、さらに翌年にはコミックエッセイ化もされ、この度同名タイトルで実写映画化されるもの。
妻・ちえを演じるのは榮倉奈々、その夫・じゅん役を安田顕が務める。さらに大谷亮平、野々すみ花などのキャスト陣も集結している。
今回の楽曲タイアップは、チャットモンチーの楽曲のもつ雰囲気が、ちえ(榮倉)とじゅん(安田)の不器用だけれども互いを想い合う関係性と、映画の幸せの詰まった優しい世界観にぴったりということから実現したとのこと。また楽曲は、本作のための書き下ろしとなっている。楽曲と楽曲タイトルは、後日公開される。
【チャットモンチー コメント】
オファーを受けた時は、好きな出演者の方々で、しかもとても気になるタイトルで嬉しかったです。
どの死んだふりも面白くて可愛らしくて、人の家の中には自分の知らない宇宙が広がっているんだなあと感動しました。
作った曲には、私たちなりの死んだふりをつめこみました。
愛すべき2人の自由さの余韻になれれば最高です。
【榮倉奈々 コメント】
ポスターからは想像がつかない程、人生についての深いテーマが描かれている映画になっています。
しかし、とても温かい気持ちになる映画でもあります。
物語の最後に流れるチャットモンチーさんの澄んだ綺麗な歌声に包まれて、足取り軽やかに映画館を後にすることができるような気がします。鮮やかな彩りを加えていただきました。
【安田顕 コメント】
曲中の"愛する君 自由な君"という言葉が、この映画のヒロインに、しっくりくるのではないでしょうか。
チャットモンチーさんのキュートでキャッチーなロックが映画に彩りを与えてくださることに、感謝申し上げます。
【李闘士男監督 コメント】
橋本さんも福岡さんも、とてもキュートな方でした。
で、映画の冒頭シーンを少し見せたら、笑ってくれて、、、それだけもう好きになりました。
こうなると、上がってくる楽曲に間違いはないのです。
チャットモンチー独特のリズムとメロディーが、チャーミングに映画のエンディングを飾ってくれています。
ちょっと変な感じがするのも、この映画と同様に良いのです。
【宮前泰志プロデューサー(カラーバード) コメント】
チャットモンチーさんは、独特な世界観を持ち、一曲一曲に全力を出されている印象を持っていまして、映画に出てくる不器用だけれども一生懸命お互いのことを想い合っているデコボコ夫婦の映画にはぴったりだと思いました。完成した楽曲も、お二人の強いメッセージがストレートに刺さる素晴らしい曲です。本作には色々な夫婦が登場します。楽曲を聞きながら、何通りもの愛のカタチについて想いめぐらし、愛おしい気持ちになりました。
映画は6月8日(金)よりロードショー。さらに、新たな場面写真も公開された。
●映画情報
映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』
6月8日(金)ロードショー
榮倉奈々 安田顕 大谷亮平 野々すみ花
原作:「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(PHP研究所刊/作:K.Kajunsky 漫画:ichida)
監督:李闘士男「神様はバリにいる」
脚本:坪田文「コウノドリ」
配給:KADOKAWA
©2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会